よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1-3(参考資料1) 日本パブリックアフェアーズ協会 御提出資料 (8 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2310_04medical/231211/medical03_agenda.html
出典情報 規制改革推進会議 健康・医療・介護ワーキング・グループ(第3回 12/11)《内閣府》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

性疾患および合併症を発症しやすくなり、さらにその治療費は高額になりがちだ。国民一
人一人のセルフメディケーションによって生活習慣病や慢性疾患の重症化を予防して治療
費を低減させることができれば、国全体としての医療財政および国民皆保険制度の持続性
に大きく貢献することができるだろう。
加えて、セルフメディケーションの推進により医療費を削減することは、「経済・財政
再生アクション・プログラム」(2015 年 12 月 16 日 経済・財政一体改革推進委員会 発
表)に示された「ワイズ・スペンディング」という考え方にも合致する 12。この「経済・
財政再生アクション・プログラム」の中でも、ワイズ・スペンディングの実現に向けた改
革の取組みとして、医療・介護サービスの質や水準を落とさずに医療・介護費を適正化す
るためには、個人の行動変容が必要であり、個人の疾病予防等を促すインセンティブ制度
を構築し、取組みを推進すると明記されている 12。少子高齢化によって医療財政および国
民皆保険制度の持続性に対して様々な主体から懸念が指摘されている我が国においては、
セルフメディケーションの推進によるワイズ・スペンディングの徹底も求められていると
ころである。
図2

各主症状に対して医療機関を受診している割合

(出典:厚生労働省医政局経済課,第 1 回セルフメディケーション推進に関する有識者検討会公開資料
資料 1 「セルフメディケーション税制の見直しについて(参考資料 2016 年国民生活基礎調
査)」,2021 年 2 月 3 日)

8