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別紙4○先進医療Bに係る新規技術の科学的評価等について (5 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00066.html |
出典情報 | 先進医療会議(第129回 2/8)《厚生労働省》 |
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2. 研究実施計画書及び先進医療実施届出書について
AM80 とペムブロリズマブの併用療法が初めての臨床研究であれば、評価項目の上
位に「併用療法における安全性」を持ってくるべきと考えられましたが、現時点版で
は、腫瘍評価項目は奏効率となっております。こちらについて、ご説明をお願いいた
します。
また、各症例の安全性判断はどのタイムポイントで行うのでしょうか?ご説明をお
願いいたします。
【回答】
本臨床研究の症例数の設定は、有効性にかかる評価に基づき設定したため、主要評価
項目は奏効率とさせていただいております。「「臨床試験のための統計的原則」につい
て」(平成 10 年 11 月 30 日 医薬審第 1047 号)にも「被験者数の見積もりに用いる変
数は、通常は主要変数であるべきである」とされており、そのようにさせていただきま
した。
本臨床研究においては、タミバロテン(AM80)として 6mg/m2 を 1 日 2 回に分けて、
ペムブロリズマブの投与 1 週間前から投与開始前まで 7 日間経口投与し、AM80 の投
与終了後、ペムブロリズマブとして 1 回 200mg を、3 週間間隔で点滴静注し、3 週間
(21 日間)を 1 コースとしています。各コース 1 日目の AM80 の投与開始前及び 8 日
目のペムブロリズマブ投与前は必ず来院し(1 コース目は 15 日目にも来院)、スケジュ
ールに規定されている検査を行った上で、安全性を確認し、投与の可否を判断し、問題
があれば休薬・中止などを判断しながら、慎重に実施することになります。
また、安全性評価項目は、有効性にかかる副次評価項目とは別項目で設定しており、
「特定臨床研究の実施に起因するものと疑われる疾病、障害もしくは死亡又は感染症
(疾病等)」及び「バイタルサイン・臨床検査値・酸素飽和度」について、評価スケジ
ュールに規定された時点(その他、必要に応じ適宜実施)で確認しながら進めて行くこ
ととしています。
さらに、安全性にかかる評価として、先進医療技術審査部会のご指摘も踏まえ、臨床
研究実施計画書「21. 安全性評価委員会」の項に記載したように、1 例目、2 例目の 1
コース目の評価がそれぞれ終了した時点で、2 コース目開始日の評価まで(1 コース目
で中止した場合は、治療終了・中止時の評価)の「8.3. 安全性評価項目」の項のデータ
をそれぞれ纏め、安全性評価委員会に報告することとしています。また、1 コース目の
評価が 3 例終了した時点で、2 コース目開始日の評価まで(1 コース目で中止した場合
は、治療終了・中止時の評価)の「8.3. 安全性評価項目」の項のデータを纏め、安全性
評価委員会の意見を伺い、臨床研究継続の可否について、審議頂くこととしています。
安全性評価委員会で審議された結果を先進医療技術審査部会にも報告し、先進医療
の継続可否について評価を受け、先進医療技術審査部会により登録初期 3 例の評価が
完了するまで、症例登録を一時中断することとしています。
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AM80 とペムブロリズマブの併用療法が初めての臨床研究であれば、評価項目の上
位に「併用療法における安全性」を持ってくるべきと考えられましたが、現時点版で
は、腫瘍評価項目は奏効率となっております。こちらについて、ご説明をお願いいた
します。
また、各症例の安全性判断はどのタイムポイントで行うのでしょうか?ご説明をお
願いいたします。
【回答】
本臨床研究の症例数の設定は、有効性にかかる評価に基づき設定したため、主要評価
項目は奏効率とさせていただいております。「「臨床試験のための統計的原則」につい
て」(平成 10 年 11 月 30 日 医薬審第 1047 号)にも「被験者数の見積もりに用いる変
数は、通常は主要変数であるべきである」とされており、そのようにさせていただきま
した。
本臨床研究においては、タミバロテン(AM80)として 6mg/m2 を 1 日 2 回に分けて、
ペムブロリズマブの投与 1 週間前から投与開始前まで 7 日間経口投与し、AM80 の投
与終了後、ペムブロリズマブとして 1 回 200mg を、3 週間間隔で点滴静注し、3 週間
(21 日間)を 1 コースとしています。各コース 1 日目の AM80 の投与開始前及び 8 日
目のペムブロリズマブ投与前は必ず来院し(1 コース目は 15 日目にも来院)、スケジュ
ールに規定されている検査を行った上で、安全性を確認し、投与の可否を判断し、問題
があれば休薬・中止などを判断しながら、慎重に実施することになります。
また、安全性評価項目は、有効性にかかる副次評価項目とは別項目で設定しており、
「特定臨床研究の実施に起因するものと疑われる疾病、障害もしくは死亡又は感染症
(疾病等)」及び「バイタルサイン・臨床検査値・酸素飽和度」について、評価スケジ
ュールに規定された時点(その他、必要に応じ適宜実施)で確認しながら進めて行くこ
ととしています。
さらに、安全性にかかる評価として、先進医療技術審査部会のご指摘も踏まえ、臨床
研究実施計画書「21. 安全性評価委員会」の項に記載したように、1 例目、2 例目の 1
コース目の評価がそれぞれ終了した時点で、2 コース目開始日の評価まで(1 コース目
で中止した場合は、治療終了・中止時の評価)の「8.3. 安全性評価項目」の項のデータ
をそれぞれ纏め、安全性評価委員会に報告することとしています。また、1 コース目の
評価が 3 例終了した時点で、2 コース目開始日の評価まで(1 コース目で中止した場合
は、治療終了・中止時の評価)の「8.3. 安全性評価項目」の項のデータを纏め、安全性
評価委員会の意見を伺い、臨床研究継続の可否について、審議頂くこととしています。
安全性評価委員会で審議された結果を先進医療技術審査部会にも報告し、先進医療
の継続可否について評価を受け、先進医療技術審査部会により登録初期 3 例の評価が
完了するまで、症例登録を一時中断することとしています。
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