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資料4-2 日本版抗コリン薬リスクスケール (26 ページ)
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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40741.html |
出典情報 | 高齢者医薬品適正使用検討会(第18回 6/21)《厚生労働省》 |
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習の減少に関連する抗コリン薬の
負担を減少する可能性がある
Lyer S et
al.(38)
Dyer AH et
al.(39)
過活動膀胱症候群(OAB)に対する
抗コリン薬投与開始から 12 ヵ月後
の女性の認知機能の変化を評価
抗コリン薬の使用が軽度から中等
度のアルツハイマー病(AD)患者の
認知機能低下の加速と関連してい
Ⅳa
Ⅱ
106 名
498 名
ACoB
・Montreal Cognitive
Assessment (MOCA)
screening score
12 ヵ月の追跡調査後、年齢、うつ
病、ポリファーマシーをコントロール
した結果、OAB 薬物療法群とコント
ロール群との間で MOCA スコアに
変化はみられなかった
無
ACoB
・12-item Alzheimer
Disease Assessment Scale–
Cognitive Subscale (ADAS抗コリン薬の継続的な使用は、認
Cog)
・Clinical Dementia Rating 知症の進行と関連していたが、臨
Scale–Sum of Boxes (CDR- 床認知症評価とは関連がなかった
sb)
・Disability Assessment for
Dementia (DAD) scale
有/
無
ADS
認知症群の約 60%、非認知症群
の約 40%が少なくとも 1 つの抗コ
リン薬を服用していた。重要なこと
として、スコア 1 の抗コリン薬が認
知症患者の抗コリン薬負荷の主な
原因であることが明らかになったこ
とである。故に高齢者、特に認知
症患者における処方の改善にはか
なりの余地がある
有
るかどうかを評価
Mate KE et
al.(22)
Haddad C et
al.(40)
オーストラリアの地域在住高齢者
で認知症の有無における抗コリン
薬の有病率、抗コリン薬負荷およ
びその予測因子を検討
抗コリン作用と抗精神病薬の用量
に注目し、精神分裂病患者におい
て神経心理学的障害・症状に対し
て使用される薬剤と認知機能との
間に関連性があるかどうかを評価
フレイル高齢者において抗コリンリ
Kersten H et
スクスコアの低減が認知機能を改
al.(41)
善するか検討
Cicero CE at
al.(42)
パーキンソン病(PD)の認知機能に
対する薬剤の影響を検討するため
に、PACOS (Parkinson's disease
cognitive impairment study)コホー
トの横断的サンプルを用いて、認
知機能障害と多剤併用療法および
抗コリン薬負荷との関連を検討
Han L et
al.(6)
高齢男性における抗コリン薬の累
積曝露量と 抗コリン薬への累積曝
露と記憶・遂行機能との縦断的関
係を検討
Andre L et
al.(31)
3 年間にわたる高齢者の抗コリン
(アトロピン)負荷と認知機能低下
との関連を評価
Ⅳb
1,044 名
・A subsection of the
revised Cambridge
Examination for Mental
Disorders of the Elderly
(CAMCOG-R)
抗コリン薬の負荷が高いほど認
知機能が低下した。ADS スコアの
重症度と最も関連した領域は運動
Ⅳb
Ⅱ
Ⅳa
Ⅳa
Ⅳa
速度で、注意力、情報処理速度
がそれに続いた。慢性統合失調症
患者の認知機能が薬物療法や抗
コリン薬負荷によって影響を受ける
可能性がある。これらの患者では、
異なる認知領域が抗コリン薬負荷
と逆相関していた
ADS
・Brief Assessment of
Cognition in Schizophrenia
(BACS) tool
ADS
・Verbal immediate recall
of words, from the
Consortium to Establish a
Registry for Alzheimer’s
Disease (CERADs) 10wordlist
・Verbal delayed recall and
recognition
from CERADs
・Mini-Mental State
Examination score
薬剤師の主導による薬剤変更は、
老人ホーム入居者の ADS スコアを
有意に低下させたが、認知機能は
改善しなかった。さらに、薬剤変更
によって血清抗コリン活性や口腔
乾燥が有意に減少することはなか
った
無
ADS
・Basis of at least one
impaired test in the
memory function domain
多剤併用療法と抗コリン薬の負担
の大きさは、PD における軽度認知
機能障害(MCI)のリスクを修飾しな
い。降圧薬および胃腸保護薬の
PD の MCI リスクへの影響は、さら
なる確認が必要
無
544 名
CrAS
・Hopkins Verbal Recall
Test (HVRT) for short-term
memory
・Instrumental activity of
daily living (IADL) scale
1 年間にわたる複数の薬物への抗
コリン作用の累積曝露は、高齢男
性の言語記憶と遂行機能に悪影
響を及ぼす可能性がある。高齢者
における抗コリン作用のある薬剤
の処方は、有害な副作用を避ける
ために継続的な注意が必要
有
1,396 名
ACoB
ADS
ARS
the Durán list
(今回使用せず)
・Mini-Mental State
Examination (MMSE)
orientation
・Free and Cued Selective
Reminding Test
・Category Naming Test;
Digit Symbol Substitution
Test
120 名
101 名
238 名
26
有
70 歳以上の成人において抗コリン
薬曝露と 3 年間の認知機能低下と
の間に関連は認められなかった。
これらの結果は、4 種類の抗コリン
薬負荷尺度を用いても一貫してい
た
無
負担を減少する可能性がある
Lyer S et
al.(38)
Dyer AH et
al.(39)
過活動膀胱症候群(OAB)に対する
抗コリン薬投与開始から 12 ヵ月後
の女性の認知機能の変化を評価
抗コリン薬の使用が軽度から中等
度のアルツハイマー病(AD)患者の
認知機能低下の加速と関連してい
Ⅳa
Ⅱ
106 名
498 名
ACoB
・Montreal Cognitive
Assessment (MOCA)
screening score
12 ヵ月の追跡調査後、年齢、うつ
病、ポリファーマシーをコントロール
した結果、OAB 薬物療法群とコント
ロール群との間で MOCA スコアに
変化はみられなかった
無
ACoB
・12-item Alzheimer
Disease Assessment Scale–
Cognitive Subscale (ADAS抗コリン薬の継続的な使用は、認
Cog)
・Clinical Dementia Rating 知症の進行と関連していたが、臨
Scale–Sum of Boxes (CDR- 床認知症評価とは関連がなかった
sb)
・Disability Assessment for
Dementia (DAD) scale
有/
無
ADS
認知症群の約 60%、非認知症群
の約 40%が少なくとも 1 つの抗コ
リン薬を服用していた。重要なこと
として、スコア 1 の抗コリン薬が認
知症患者の抗コリン薬負荷の主な
原因であることが明らかになったこ
とである。故に高齢者、特に認知
症患者における処方の改善にはか
なりの余地がある
有
るかどうかを評価
Mate KE et
al.(22)
Haddad C et
al.(40)
オーストラリアの地域在住高齢者
で認知症の有無における抗コリン
薬の有病率、抗コリン薬負荷およ
びその予測因子を検討
抗コリン作用と抗精神病薬の用量
に注目し、精神分裂病患者におい
て神経心理学的障害・症状に対し
て使用される薬剤と認知機能との
間に関連性があるかどうかを評価
フレイル高齢者において抗コリンリ
Kersten H et
スクスコアの低減が認知機能を改
al.(41)
善するか検討
Cicero CE at
al.(42)
パーキンソン病(PD)の認知機能に
対する薬剤の影響を検討するため
に、PACOS (Parkinson's disease
cognitive impairment study)コホー
トの横断的サンプルを用いて、認
知機能障害と多剤併用療法および
抗コリン薬負荷との関連を検討
Han L et
al.(6)
高齢男性における抗コリン薬の累
積曝露量と 抗コリン薬への累積曝
露と記憶・遂行機能との縦断的関
係を検討
Andre L et
al.(31)
3 年間にわたる高齢者の抗コリン
(アトロピン)負荷と認知機能低下
との関連を評価
Ⅳb
1,044 名
・A subsection of the
revised Cambridge
Examination for Mental
Disorders of the Elderly
(CAMCOG-R)
抗コリン薬の負荷が高いほど認
知機能が低下した。ADS スコアの
重症度と最も関連した領域は運動
Ⅳb
Ⅱ
Ⅳa
Ⅳa
Ⅳa
速度で、注意力、情報処理速度
がそれに続いた。慢性統合失調症
患者の認知機能が薬物療法や抗
コリン薬負荷によって影響を受ける
可能性がある。これらの患者では、
異なる認知領域が抗コリン薬負荷
と逆相関していた
ADS
・Brief Assessment of
Cognition in Schizophrenia
(BACS) tool
ADS
・Verbal immediate recall
of words, from the
Consortium to Establish a
Registry for Alzheimer’s
Disease (CERADs) 10wordlist
・Verbal delayed recall and
recognition
from CERADs
・Mini-Mental State
Examination score
薬剤師の主導による薬剤変更は、
老人ホーム入居者の ADS スコアを
有意に低下させたが、認知機能は
改善しなかった。さらに、薬剤変更
によって血清抗コリン活性や口腔
乾燥が有意に減少することはなか
った
無
ADS
・Basis of at least one
impaired test in the
memory function domain
多剤併用療法と抗コリン薬の負担
の大きさは、PD における軽度認知
機能障害(MCI)のリスクを修飾しな
い。降圧薬および胃腸保護薬の
PD の MCI リスクへの影響は、さら
なる確認が必要
無
544 名
CrAS
・Hopkins Verbal Recall
Test (HVRT) for short-term
memory
・Instrumental activity of
daily living (IADL) scale
1 年間にわたる複数の薬物への抗
コリン作用の累積曝露は、高齢男
性の言語記憶と遂行機能に悪影
響を及ぼす可能性がある。高齢者
における抗コリン作用のある薬剤
の処方は、有害な副作用を避ける
ために継続的な注意が必要
有
1,396 名
ACoB
ADS
ARS
the Durán list
(今回使用せず)
・Mini-Mental State
Examination (MMSE)
orientation
・Free and Cued Selective
Reminding Test
・Category Naming Test;
Digit Symbol Substitution
Test
120 名
101 名
238 名
26
有
70 歳以上の成人において抗コリン
薬曝露と 3 年間の認知機能低下と
の間に関連は認められなかった。
これらの結果は、4 種類の抗コリン
薬負荷尺度を用いても一貫してい
た
無