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【参考資料3】アルコール健康障害対策推進基本計画 (25 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000202961_00037.html
出典情報 アルコール健康障害対策関係者会議(第30回 10/28)《厚生労働省》
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4.アルコール健康障害に係る医療の充実等
(現状等)
アルコール健康障害に対する医療の充実は、当事者の健康とともに、様々な地
域社会問題への対応の観点からも重要である。アルコール健康障害の診療が可能
な医療機関については、全国的に専門医療機関の整備が進展しているものの、治
療が必要な方が適切な医療につながっていない可能性がある。引き続き、関連医
療機関の整備や、医療従事者への研修などの人材育成を推進し、円滑に必要な医
療を受けられる体制を整備することが重要である。
特に、アルコール健康障害への対応は、早期発見から治療、回復までの一連の
切れ目のない取組が重要である。このため、相談機関、かかりつけ医、従来アル
コール依存症の治療を実施していない一般の精神科医療機関、地域の救急医療等
を担う総合病院、専門医療機関、自助グループなどの関係機関の連携を促進する
べきである。
また、アルコールは依存症以外でも肝疾患やうつ病、認知症など様々な疾病リ
スクや自殺リスクに関連しており、プライマリケアや一般の精神科医療機関にお
いてアルコールに着目した積極的な介入を推進するべきである。
さらに、医療の質の向上のため、アルコール健康障害の医療に関する研究も必
要である。
(目標)
アルコール依存症をはじめとするアルコール健康障害の当事者が、その居住す
る地域に関わらず、質の高い医療を受けられるよう、専門医療機関の整備ととも
に、かかりつけ医や一般の精神科医療機関など地域の医療機関の機能を明確化
し、各地域における医療連携の推進を図ることを目標として、以下の施策を実施
する。

(1)アルコール健康障害に係る医療の質の向上
○アルコール健康障害の早期発見、早期介入のため、一般の医療従事者(内
科、救急等)向けの治療ガイドライン(減酒指導、専門医療機関との連携等
を含む。)を基にした研修プログラムを開発・実施し、人材育成を図る。
【厚生労働省】
〇うつ病や双極性障害、認知症等のアルコール依存症が多く併存する疾患を診
療する一般の精神科医向けの治療ガイドライン(断酒・減酒の考え方や動機
づけ面接などの支援方法を含む。)を基に、アルコール依存症に関する早期介
入方法や治療についての研修プログラムの開発・普及を図る。また、一般の
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