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【参考資料3】アルコール健康障害対策推進基本計画 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000202961_00037.html
出典情報 アルコール健康障害対策関係者会議(第30回 10/28)《厚生労働省》
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はじめに
○ 我が国における状況
(我が国のアルコール消費量)
我が国における酒類の販売(消費)数量の動向を見ると、平成8(1996)年度の 966
万キロリットルをピークとして、その後減少が続き、令和元(2019)年度の販売(消
費)数量は、平成8(1996)年度の約 84%となっている。これを成人一人当たりの酒
類の販売(消費)量で見た場合、平成4(1992)年度の 101.8 リットルをピークとし
て、その後減少が続き、令和元(2019)年度では平成4(1992)年度の約8割の 78.2
リットルになっている1。中高年に比べ飲酒習慣のある者の割合が低い 70 歳以上の高
齢者の割合が上昇していることがこの一因となっている。
(国民の飲酒の状況)
国民一人一人の飲酒の状況については、国民健康・栄養調査(厚生労働省)におい
て、
「月に1日以上の頻度で飲酒をする者」の割合は、平成 22(2010)年は、男性 68.4%、
女性 34.5%に対し、令和元(2019)年は、男性 62.0%、女性 29.8%であり、男女と
も低下傾向にあり、
「飲酒習慣のある者(週3日以上、1日1合以上飲酒する者)」の
割合は、平成 22(2010)年は男性 35.4%、女性 6.9%、令和元(2019)年は男性 33.9%、
女性 8.8%であり、男性は低下傾向、女性は上昇傾向にある。平成 27(2015)年の OECD
(経済協力開発機構)の報告2において、日本では「最も飲酒が多い 20%の人々が、
全てのアルコール消費量の 70%近くを消費している」と報告されている。
多量に飲酒する人の状況については、平成 25(2013)年度からの「21 世紀におけ
る第2次国民健康づくり運動(健康日本 21(第二次))」
(以下単に「健康日本 21」と
いう。)では、生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者3の割合を令和4(2022)
年度までに男性 13.0%、女性 6.4%とすることを目標として、取組を開始しており、
令和元(2019)年国民健康・栄養調査では男性 14.9%、女性 9.1%となっている。平
成 22(2010)年以降の推移でみると男性で有意な増減はなく、女性では有意に増加し
ている。
20歳未満の者について、その飲酒実態を把握するための全国調査が行われてき
た。調査前30日に1回以上飲酒した者の割合は、平成22(2010)年では、中学3年
男子10.5%、中学3年女子11.7%、高校3年男子21.7%、高校3年女子19.9%であ
1

国税庁調べ

2

「Tackling Harmful Alcohol Use」OECD(経済協力開発機構)

3

1日当たりの純アルコール摂取量が男性 40g 以上、女性 20g 以上の者

1