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【資料3】薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2024(サマリ版、たたき台) (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47987.html
出典情報 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第12回 1/8)《厚生労働省》
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畜産分野の動物用抗菌剤
動物分野の成果指標である健康な畜産動物由来の大腸菌の第3世代セファロスポリン系及びフルオロ
キノロン系の抗菌薬への耐性率は 10%以下で保たれており、目標を達成している状況にあると考えられ
ます。引き続き、これらの薬剤を第2次選択薬として慎重に使用するよう獣医師や生産者に啓発していく
ことが重要です。また同じく成果指標とされているテトラサイクリンについては目標値よりも高い値となっ
ています。テトラサイクリンの販売量は、2018 年以降減少していますが、耐性率に変動がみられなかっ
たことから、引き続き適正かつ慎重な使用の推進を図るとともに、その耐性率の動向を確認していく必要
があります。

特定の耐性菌の分離率(%)

50

40
テトラサイクリン耐性率の2020年目標値:33%
30

※第3世代セファロスポリン耐性率とフルオロキノロン耐性率の
2020年目標値はG7各国の数値と同水準

大腸菌のテトラサイクリン耐性率

20

大腸菌の第3世代セファロスポリン耐性率
大腸菌のフルオロキノロン耐性率

10

0
2015

2016

2017

2018


2019

2020

2021

アクションプラン(2023-2027)の成果指標としては、畜種別の課題に沿った精緻な取組の成果が確認で
きるようアクションプラン(2016-2020)と同じ抗菌剤に対して畜種別の耐性率を設定しました。また、新た
に畜産分野の動物用抗菌剤の全使用量と第2次選択薬の全使用量を成果指標として定めています。
動物用抗菌剤のうち畜産分野における抗菌剤販売量 2(t)は 2022 年は 568.0 t であり、2021 年の 598.1
t から 30.1 t 減少しました。なお、2027 年目標値は 2020 年から 15 %減の 532.8 t となっています。ま
た畜産分野における第2次選択薬の販売量の成果指標は 27 t 以下に抑えるですが、2022 年は 27.0 t
でした。





2 販売量による検討

V

10

5



2027
目標値

0

2022

2027
目標値

0



15

2021

2



20

2020

4



大腸菌のフルオロキノロン耐性率(%)

6

2023

2027
目標値

2023

2022

0



8

2022

20



2021

40



2020

60

2021

25



大腸菌の第3世代セファロスポリン耐性率
(%)



80

2020

大腸菌のテトラサイクリン耐性率(%)



2023

10

100