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【資料3】薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2024(サマリ版、たたき台) (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47987.html
出典情報 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第12回 1/8)《厚生労働省》
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A1.2 グラム陽性菌
Staphylococcus aureus
黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)においてメチシリン耐性菌(MRSA)の割合が 50%程度であ
り、近年、減少にあります。

S. Aureusに対するMRSAの割合(%)

100

80

60

40

全集計対象医療機関

20

200床以上集計対象医療機関
200床未満の集計対象医療機関
0
2011

2012

2013

2014

2015

2016

2017


2018

2019

2020

2021

2022

2023

Enterococcus spp.
腸球菌(Enterococcus)属では、2023 年で Enterococcus faecalis では、0.05%未満、Enterococcus
faecium でも 1.9%と低い水準にあります。しかし E. faecium では 2021 年にバンコマイシン(VCM)耐
性率が著しく増加し、一部の地域で VCM 耐性 E. faecium による多施設が関連する広域な病院内アウ
トブレイクが認められました。今後、地域での耐性率の変化を慎重に観察する必要があります。
5
Enterococcus faecali

VCM耐性率(%)

4

Enterococcus faecium

3

2

1

0
2011

2012

2013

2014

2015

2016

2017


10

2018

2019

2020

2021

2022

2023