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【資料3】薬剤耐性ワンヘルス動向調査年次報告書2024(サマリ版、たたき台) (25 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_47987.html |
出典情報 | 薬剤耐性ワンヘルス動向調査検討会(第12回 1/8)《厚生労働省》 |
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A2.4 野生動物
これまでに、2013~2017 年と 2018~2021 年の 2 つの期間で野生動物から分離した大腸菌
(Escherichia coli)に対する薬剤感受性試験が行われました。
2013~2017 年の調査では、シカ由来株の 5.9%、イノシシ由来株の 8.0%、小型哺乳類由来株の
18.1%が耐性を示しました。特にテトラサイクリン(TC)やアンピシリン(ABPC)に対する耐性が認められ
ます。小型哺乳類では家畜関連施設由来で多剤耐性が確認され、都市部や山間部由来では耐性が低
い傾向が見られました。ESBL 産生菌は小型哺乳類から 1 株検出されました。全体の傾向として、野生
生物の耐性菌は生息環境に依存しますが、家畜や伴侶動物に比べると低率でした。
2018~2021 年の調査においても、薬剤耐性菌が依然として低率に推移しています。しかし、抗菌薬含
有培地を用いた調査では、セフォタキシム(CTX)耐性菌はキツネとアライグマから、キノロン耐性菌はシ
カ、ハクビシン、タヌキ、キツネ、アライグマから分離され、一部はプラスミド性キノロン耐性遺伝子を保有
していました。野生動物が医療上重要な薬剤に対する耐性菌を保有することが明らかとなりました。
100
350
2013~2017年
300
80
50.0
40.0
28.3
40
150
100
20
11.5
14.0
8.0
4.9
4.6
50
0.0
シカ
イノシシ
小型哺乳類
アマミ
ノクロウサギ
トカラ牛
0
山間部
都市部
家畜施設
山間部
公園
神社
山間部
0
その他
100
600
2018~2021年
500
80
50.0
300
40
200
20
7.4
5.4
0.0
1.6
0.0
11.1
9.1
11.1
0.0
100
0.0
0.0
0.0
0.0
0
19
アライグマ
テン
クマ
ノネコ
ヒメネズミ
サル
アナグマ
イタチ
キツネ
タヌキ
ヌートリア
イノシシ
ハクビシン
0
検体数
400
60
シカ
耐性率(%)
200
検体数
250
60
アナグマ
耐性率(%)
66.7
これまでに、2013~2017 年と 2018~2021 年の 2 つの期間で野生動物から分離した大腸菌
(Escherichia coli)に対する薬剤感受性試験が行われました。
2013~2017 年の調査では、シカ由来株の 5.9%、イノシシ由来株の 8.0%、小型哺乳類由来株の
18.1%が耐性を示しました。特にテトラサイクリン(TC)やアンピシリン(ABPC)に対する耐性が認められ
ます。小型哺乳類では家畜関連施設由来で多剤耐性が確認され、都市部や山間部由来では耐性が低
い傾向が見られました。ESBL 産生菌は小型哺乳類から 1 株検出されました。全体の傾向として、野生
生物の耐性菌は生息環境に依存しますが、家畜や伴侶動物に比べると低率でした。
2018~2021 年の調査においても、薬剤耐性菌が依然として低率に推移しています。しかし、抗菌薬含
有培地を用いた調査では、セフォタキシム(CTX)耐性菌はキツネとアライグマから、キノロン耐性菌はシ
カ、ハクビシン、タヌキ、キツネ、アライグマから分離され、一部はプラスミド性キノロン耐性遺伝子を保有
していました。野生動物が医療上重要な薬剤に対する耐性菌を保有することが明らかとなりました。
100
350
2013~2017年
300
80
50.0
40.0
28.3
40
150
100
20
11.5
14.0
8.0
4.9
4.6
50
0.0
シカ
イノシシ
小型哺乳類
アマミ
ノクロウサギ
トカラ牛
0
山間部
都市部
家畜施設
山間部
公園
神社
山間部
0
その他
100
600
2018~2021年
500
80
50.0
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20
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5.4
0.0
1.6
0.0
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9.1
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アライグマ
テン
クマ
ノネコ
ヒメネズミ
サル
アナグマ
イタチ
キツネ
タヌキ
ヌートリア
イノシシ
ハクビシン
0
検体数
400
60
シカ
耐性率(%)
200
検体数
250
60
アナグマ
耐性率(%)
66.7