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○個別事項(その3)について-2 (92 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00116.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第494回  11/5)《厚生労働省》
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がん患者の緩和ケア
○ がん患者が増加するなか、第1期がん対策推進基本計画(H19年)で重点的に取り組むべき課題として「緩和ケアの推進」
が掲げられた。
〇 他方、第3期基本計画(H30年)では、「がん診療の中で、患者とその家族が抱える様々な苦痛に対して迅速かつ適切な
ケアが十分に提供されていない状況」が課題として挙げられている。
▼悩みや負担の比較:静岡分類

がん対策推進基本計画(第1期)

重点的に取り組むべき課題<治療の初期段階からの緩和ケア>
〇がん患者の状況に応じ、身体的な苦痛だけでなく、精神心理的な苦痛に
対する心のケア等を含めた全人的な緩和ケアの提供体制を整備すると共に、
より質の高い緩和ケアを実施していくため、緩和ケアに関する専門的な知識
や技能を有する医師や看護師等の医療従事者を育成していく必要がある。

Q:身体の苦痛や気持ちのつらさを和ら
げる支援は十分である

57%

どちらとも言えない、あまりそう思わない
そう思う、ややそう思う
出典:平成30年度患者体験調査

家族・周囲の人との関係

生き方・生きがい・価値観
出典:がんと向き合った4,054人の声第2次調査,2013

▼がん診断後自殺リスク24倍

がん対策推進基本計画(第3期)

緩和ケアの提供について

43%

不安など心の問題

出典:がん対策推進協議会(2016(H28)1221)

〇身体的苦痛や精神心理的苦痛の緩和が十分に行われていないがん患者が3~4割ほ
どいる」との指摘があり、がん診療の中で、患者とその家族が抱える様々な苦痛に対し
て、迅速かつ適切なケアが十分に提供されていない状況にある。
〇がん診療に緩和ケアを組み入れた体制を整備・充実していくこととし、 がん疼痛等の苦
痛のスクリーニングを診断時から行い、苦痛を定期的に確認し、迅速に対処する こと とす
る。国は、患者等とのコミュニケーションの充実 など 、 患者とその家族が痛みやつらさを
訴えやすく するための環境を整備する。

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