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参考資料2 (65 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20220525/zaiseia20220525.html |
出典情報 | 財政制度等審議会 歴史の転換点における財政運営(5/25)《財務省》 |
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資料Ⅱ-1-65
生活保護受給者の国保等への加入③
○ 生活保護受給者に対する医療扶助費を疾病分類別にみると、 「精神・行動の障害」によるものが入院の約26%を占め、入院・入院外の合計でも約
19%を占めており、医療保険と比較して顕著な違いが見られる。
○ 精神病床入院中の生活保護受給者数の都道府県間の地域差は約7倍であり、地域差を説明する要因として、精神疾患の受診者数や独居率などより
も、人口当たりの精神病床数が最も強く関係し、精神病床数が多いほど入院中の生活保護受給者が多いという調査結果がある。
○ 入院期間別にみると、1年以上の長期入院が7割近くと、精神病床の平均在院日数(265.8日)をはるかに上回る実態があり、1年以上5年未満の長
期入院患者数の都道府県間の地域差は約8倍の差があった。
○ こうした生活保護受給者の長期入院の実態は、その適正化には医療提供体制面からの取組が不可欠であることを示している。
○ 生活保護受給者の国保等への加入は、医療扶助費を含む都道府県医療費適正化計画の策定主体であり、地域における医療提供体制の整備に責任
を有する都道府県のガバナンスが医療扶助に及ぶことで、頻回受診・長期入院への対応が強化され、医療扶助費の適正化につながる可能性がある。
◆医療扶助及び医療保険における傷病分類別の決定点数割合
◆都道府県ごとの精神病床入院中の生活保護受給者数
平成28年5月
医療扶助(入院)
医療保険(入院)
26.2%
7.0%
医療扶助(入院・入院外計)
医療保険(入院・入院外計)
約8倍
150
5.4%
20%
40%
新生物
循環器系の疾患
損傷・中毒他の外因影響
60%
80%
40%
1年以上5年未満
11,737人
7,340人
平成28年5月
7,385人
60%
80%
100%
3か月以上1年未満
3か月未満
(出所)『生活保護受給者における精神病床入院の地域差における研究』(奥村泰之他 2018)をもとに作成。
100
50
0
長野県
岐阜県
福井県
滋賀県
静岡県
群馬県
富山県
山形県
山梨県
島根県
新潟県
宮城県
鳥取県
福島県
埼玉県
石川県
愛知県
千葉県
三重県
和歌山県
岩手県
岡山県
奈良県
神奈川県
茨城県
広島県
兵庫県
京都府
栃木県
愛媛県
山口県
香川県
秋田県
青森県
佐賀県
大阪府
東京都
熊本県
宮崎県
北海道
高知県
徳島県
大分県
福岡県
鹿児島県
沖縄県
長崎県
20,097人
約7倍
100%
内分泌・栄養・代謝疾患
呼吸器系の疾患
その他
◆精神病床入院中の生活保護受給者(在院期間)
20%
5年以上
うち1年以上5年未満の長期入院患者
200
(出所)令和2年度医療扶助実態調査(令和2年6月審査分)及び令和元年度医療給付実態調査をもとに作成
0%
精神病床入院中の生活保護受給者
19.4%
0%
精神・行動の障害
神経系の疾患
消化器系の疾患
250
(注) 全国平均を100とし、各地域の性・年齢構成の違いを調整した精神病床入院中の生活保護受給者数。
(出所)『生活保護受給者における精神病床入院の地域差における研究』(奥村泰之他 2018)をもとに作成。
生活保護受給者の国保等への加入③
○ 生活保護受給者に対する医療扶助費を疾病分類別にみると、 「精神・行動の障害」によるものが入院の約26%を占め、入院・入院外の合計でも約
19%を占めており、医療保険と比較して顕著な違いが見られる。
○ 精神病床入院中の生活保護受給者数の都道府県間の地域差は約7倍であり、地域差を説明する要因として、精神疾患の受診者数や独居率などより
も、人口当たりの精神病床数が最も強く関係し、精神病床数が多いほど入院中の生活保護受給者が多いという調査結果がある。
○ 入院期間別にみると、1年以上の長期入院が7割近くと、精神病床の平均在院日数(265.8日)をはるかに上回る実態があり、1年以上5年未満の長
期入院患者数の都道府県間の地域差は約8倍の差があった。
○ こうした生活保護受給者の長期入院の実態は、その適正化には医療提供体制面からの取組が不可欠であることを示している。
○ 生活保護受給者の国保等への加入は、医療扶助費を含む都道府県医療費適正化計画の策定主体であり、地域における医療提供体制の整備に責任
を有する都道府県のガバナンスが医療扶助に及ぶことで、頻回受診・長期入院への対応が強化され、医療扶助費の適正化につながる可能性がある。
◆医療扶助及び医療保険における傷病分類別の決定点数割合
◆都道府県ごとの精神病床入院中の生活保護受給者数
平成28年5月
医療扶助(入院)
医療保険(入院)
26.2%
7.0%
医療扶助(入院・入院外計)
医療保険(入院・入院外計)
約8倍
150
5.4%
20%
40%
新生物
循環器系の疾患
損傷・中毒他の外因影響
60%
80%
40%
1年以上5年未満
11,737人
7,340人
平成28年5月
7,385人
60%
80%
100%
3か月以上1年未満
3か月未満
(出所)『生活保護受給者における精神病床入院の地域差における研究』(奥村泰之他 2018)をもとに作成。
100
50
0
長野県
岐阜県
福井県
滋賀県
静岡県
群馬県
富山県
山形県
山梨県
島根県
新潟県
宮城県
鳥取県
福島県
埼玉県
石川県
愛知県
千葉県
三重県
和歌山県
岩手県
岡山県
奈良県
神奈川県
茨城県
広島県
兵庫県
京都府
栃木県
愛媛県
山口県
香川県
秋田県
青森県
佐賀県
大阪府
東京都
熊本県
宮崎県
北海道
高知県
徳島県
大分県
福岡県
鹿児島県
沖縄県
長崎県
20,097人
約7倍
100%
内分泌・栄養・代謝疾患
呼吸器系の疾患
その他
◆精神病床入院中の生活保護受給者(在院期間)
20%
5年以上
うち1年以上5年未満の長期入院患者
200
(出所)令和2年度医療扶助実態調査(令和2年6月審査分)及び令和元年度医療給付実態調査をもとに作成
0%
精神病床入院中の生活保護受給者
19.4%
0%
精神・行動の障害
神経系の疾患
消化器系の疾患
250
(注) 全国平均を100とし、各地域の性・年齢構成の違いを調整した精神病床入院中の生活保護受給者数。
(出所)『生活保護受給者における精神病床入院の地域差における研究』(奥村泰之他 2018)をもとに作成。