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参考資料2 (75 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/report/zaiseia20220525/zaiseia20220525.html |
出典情報 | 財政制度等審議会 歴史の転換点における財政運営(5/25)《財務省》 |
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資料Ⅱ-1-75
多床室の室料負担の見直し
○
制度創設時から、「施設介護については、居宅介護とのバランスや高齢者の自立が図られてきている状況から見て、食費等日常生活費
は、利用者本人の負担とすることが考えられる」とされていた(「高齢者介護保険制度の創設について」(1996))。
このため、2005年度に、食費と個室の居住費(室料+光熱水費)を介護保険給付の対象外とする見直しを実施(多床室は食費と光熱水
費のみ給付対象外)し、2015年度に、特養老人ホームの多床室の室料負担を基本サービス費から除く見直しを行った。
○
しかしながら、介護老人保健施設・介護医療院・介護療養病床の多床室については、室料相当分が介護保険給付の基本サービス費に含
まれたままとなっている。
○
居宅と施設の公平性を確保し、どの施設であっても公平な居住費(室料+光熱水費)を求めていく観点から、給付対象となっている室
料相当額について、第9期介護保険事業計画期間から、基本サービス費等から除外する見直しを行うべきである。
特養老人ホーム
介護老人保健施設・介護医療院・介護療養病床
特養は2015年度改定で多床室の室料をサー
ビス費から除外し、個室と多床室の報酬水準
は同額。
基本
サービス費
(総費用)
25.4万円
個室・多床室
光熱水費
室料
基本
サービス費
(総費用)
27.8万円
個室
(注)上記の特養老人ホーム、介護老人保健施設等の基本サービス費は要介護5の者が30日入所した場合の費用(利用者負担含む)
食費
光熱水費
室料相当
基本
サービス費
(総費用)
30.1万円
多床室
自己負担
室料
食費
自己負担
光熱水費
自己負担
食費
老健施設の多床室については、室料相当額は基本サービス
費に包含されたままであり、多床室の方が個室よりも基本
サービス費が高い。
多床室の室料負担の見直し
○
制度創設時から、「施設介護については、居宅介護とのバランスや高齢者の自立が図られてきている状況から見て、食費等日常生活費
は、利用者本人の負担とすることが考えられる」とされていた(「高齢者介護保険制度の創設について」(1996))。
このため、2005年度に、食費と個室の居住費(室料+光熱水費)を介護保険給付の対象外とする見直しを実施(多床室は食費と光熱水
費のみ給付対象外)し、2015年度に、特養老人ホームの多床室の室料負担を基本サービス費から除く見直しを行った。
○
しかしながら、介護老人保健施設・介護医療院・介護療養病床の多床室については、室料相当分が介護保険給付の基本サービス費に含
まれたままとなっている。
○
居宅と施設の公平性を確保し、どの施設であっても公平な居住費(室料+光熱水費)を求めていく観点から、給付対象となっている室
料相当額について、第9期介護保険事業計画期間から、基本サービス費等から除外する見直しを行うべきである。
特養老人ホーム
介護老人保健施設・介護医療院・介護療養病床
特養は2015年度改定で多床室の室料をサー
ビス費から除外し、個室と多床室の報酬水準
は同額。
基本
サービス費
(総費用)
25.4万円
個室・多床室
光熱水費
室料
基本
サービス費
(総費用)
27.8万円
個室
(注)上記の特養老人ホーム、介護老人保健施設等の基本サービス費は要介護5の者が30日入所した場合の費用(利用者負担含む)
食費
光熱水費
室料相当
基本
サービス費
(総費用)
30.1万円
多床室
自己負担
室料
食費
自己負担
光熱水費
自己負担
食費
老健施設の多床室については、室料相当額は基本サービス
費に包含されたままであり、多床室の方が個室よりも基本
サービス費が高い。