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とりまとめ (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000183658_00032.html
出典情報 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和3年度とりまとめ 10/27)《厚生労働省》
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短期滞在手術等基本料3(4泊5日入院による手術及び検査)の算定回数は、平成 30
年度以降、DPC 対象病院における取扱いの変更の影響によって減少したが、近年も一
定程度算定されている。短期滞在手術等基本料3の平均在院日数は、平成 30 年度と比
較して、令和2年度に短縮しているものが多かった。
短期滞在手術等基本料3の対象となっている手術等は、平成 30 年度以降、外来で実施
される割合は 60%程度となっているが、一部で、入院外での実施割合が高い手術が存
在した。
短期滞在手術等基本料3の対象となっている手術等において、入院外での実施割合が
高いにも関わらず、入院で実施されているような症例については、その原因について
も分析することが考えられるのではないか、という指摘があった。
短期滞在手術等基本料3の対象となっていない手術等について、DPC データを用い
て、症例数、在院日数の平均等に着目して分析したところ、在院日数が短く、算定点
数のばらつきが少ない項目が存在した。
さらに、出来高実績点数のばらつきを分析するため、入院基本料等を差し引いた出来
高実績点数の分布を確認したところ、おおむね収斂していた。
こうした状況も踏まえ、短期滞在手術等基本料3については、医療の質の担保を前提
としつつ、平均在院日数も踏まえた評価の見直しや対象手術の見直しが必要ではない
か、という指摘があった。
4. DPC/PDPS について (別添資料 P198~P316)
4-1.医療資源投入量の少ない病院及び平均在院日数の短い病院の分析





(別添資料 P198~P259)
平成 30 年度診療報酬改定に向けた「DPC 評価分科会報告書」において、診療密度や在
院日数が平均から外れている病院は、DPC 制度になじまない可能性があると指摘があ
ったことを踏まえ、令和2年度診療報酬改定に向けて、
- 医療資源投入量が平均から外れた病院
- 在院日数が平均から外れた病院
について着目することとなり、以下の分析を行った上で、今後の方向性を「入院医療
等の調査・評価分科会報告書」において取りまとめた。
- 「医療資源投入量が平均から外れた病院」のうち、「医療資源投入量の少ない病
院」について、疾患の頻度が高くかつ医療内容の標準化が進んでいると考えら
れる内科系疾患において、「手術なし」「手術・処置等1なし」の症例が占める
割合が高い病院の分析
- 「在院日数が平均から外れた病院」のうち、「在院日数の短い病院」について、
自院他病棟への転棟割合が高い病院の分析
令和4年度診療報酬改定に向けては、以下の分析を行った。
① 医療資源投入量の少ない病院
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