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とりまとめ (9 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000183658_00032.html |
出典情報 | 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和3年度とりまとめ 10/27)《厚生労働省》 |
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について、SOFA スコアの分布を比較すると、「急性心筋梗塞、再発性心筋梗塞」、「肺の
悪性腫瘍」、
「結腸の悪性腫瘍」及び「脳腫瘍」については、その他の疾患と比べ SOFA ス
コアが0点の患者割合が高かった。一方、
「弁膜症」及び「狭心症、慢性虚血性心疾患」
については、その他の疾患と比べ SOFA スコアが6~10 点の患者割合が高かった。
重症度、医療・看護必要度に該当し SOFA スコアが低い患者は、外科用 ICU として治療
室に滞在している患者が多く、滞在日数が少ないのではないか、との指摘を踏まえ、必
要度の基準該当別の平均滞在日数を SOFA スコア別に比較すると、SOFA が低い得点であ
ると、平均滞在日数が短い傾向があった。
A項目について、一般病棟用の重症度、医療・看護必要度Ⅱと同様に、レセプト電算
処理システム用コードを用いた評価とすることで、必要度の測定に係る看護職員の負
荷を軽減できるのではないか、という指摘があった。
大学病院等では SOFA スコアの入力が自動化されているが、このシステムの導入には多
額の費用がかかるため全ての治療室に導入することは難しいとの指摘があった。
2-2.滞在日数について (別添資料 P135~P138)
特定集中治療室(ICU)等に入室している患者に適用される特定集中治療室管理料等の
入院料においては、例外として標準的な算定上限日数より延長した日数を設定してい
る病態がある。
ICU 等において、ECMO や血液浄化等の特殊な治療が行われた患者及び臓器移植が行わ
れた患者の ICU 等滞在日数を分析したところ、その平均日数は長く、算定上限日数を
超過して ICU に滞在した患者が一定割合存在した。
医療の高度化に伴い、治療室滞在日数が延長している実態を踏まえると、診療報酬に
より設定している算定上限日数についても検討することが考えられるのではないか、
との指摘があった。
また、ECMO 装着患者等については、2対1以上の手厚い看護配置を行っている場合が
あるといった実態について考慮するべき、との指摘があった。
今回分析に用いた各種データの中には、日本集中治療医学会のデータベース(JIPAD)
から提供されたデータがあるが、これにより、登録された患者情報を用いて死亡予測
モデルとの比較が可能となり、治療選択に用いることができるといった利点が示され
ている。一方で、JIPAD 未参加施設のうち、「データ入力が負担」と回答した施設が一
定割合存在した。
2-3.職員配置状況について (別添資料 P139~P146)
治療室ごとに臨床工学技士の配置状況をみると、特定集中治療室管理料1・2・4は
ほかの治療室と比較して手厚い配置であった。
適切な研修を修了した看護師の配置をみると、特定集中治療室管理料3では約7割、
特定集中治療室管理料4では8割以上の施設で配置されていた。
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悪性腫瘍」、
「結腸の悪性腫瘍」及び「脳腫瘍」については、その他の疾患と比べ SOFA ス
コアが0点の患者割合が高かった。一方、
「弁膜症」及び「狭心症、慢性虚血性心疾患」
については、その他の疾患と比べ SOFA スコアが6~10 点の患者割合が高かった。
重症度、医療・看護必要度に該当し SOFA スコアが低い患者は、外科用 ICU として治療
室に滞在している患者が多く、滞在日数が少ないのではないか、との指摘を踏まえ、必
要度の基準該当別の平均滞在日数を SOFA スコア別に比較すると、SOFA が低い得点であ
ると、平均滞在日数が短い傾向があった。
A項目について、一般病棟用の重症度、医療・看護必要度Ⅱと同様に、レセプト電算
処理システム用コードを用いた評価とすることで、必要度の測定に係る看護職員の負
荷を軽減できるのではないか、という指摘があった。
大学病院等では SOFA スコアの入力が自動化されているが、このシステムの導入には多
額の費用がかかるため全ての治療室に導入することは難しいとの指摘があった。
2-2.滞在日数について (別添資料 P135~P138)
特定集中治療室(ICU)等に入室している患者に適用される特定集中治療室管理料等の
入院料においては、例外として標準的な算定上限日数より延長した日数を設定してい
る病態がある。
ICU 等において、ECMO や血液浄化等の特殊な治療が行われた患者及び臓器移植が行わ
れた患者の ICU 等滞在日数を分析したところ、その平均日数は長く、算定上限日数を
超過して ICU に滞在した患者が一定割合存在した。
医療の高度化に伴い、治療室滞在日数が延長している実態を踏まえると、診療報酬に
より設定している算定上限日数についても検討することが考えられるのではないか、
との指摘があった。
また、ECMO 装着患者等については、2対1以上の手厚い看護配置を行っている場合が
あるといった実態について考慮するべき、との指摘があった。
今回分析に用いた各種データの中には、日本集中治療医学会のデータベース(JIPAD)
から提供されたデータがあるが、これにより、登録された患者情報を用いて死亡予測
モデルとの比較が可能となり、治療選択に用いることができるといった利点が示され
ている。一方で、JIPAD 未参加施設のうち、「データ入力が負担」と回答した施設が一
定割合存在した。
2-3.職員配置状況について (別添資料 P139~P146)
治療室ごとに臨床工学技士の配置状況をみると、特定集中治療室管理料1・2・4は
ほかの治療室と比較して手厚い配置であった。
適切な研修を修了した看護師の配置をみると、特定集中治療室管理料3では約7割、
特定集中治療室管理料4では8割以上の施設で配置されていた。
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