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とりまとめ (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000183658_00032.html
出典情報 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和3年度とりまとめ 10/27)《厚生労働省》
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各医療機関における医療の質の評価に関する取組みについては、QI プロジェクトへ参
加していることや、医療の質を示す指標を公開しているといった内容の回答があっ
た。
これらの調査結果については、
- 診療の実態にバリエーションがあることは前提としつつも、医療機関において DPC
制度に対する理解を十分に行っていただくことが必要
- 回復期病棟等への転院前の入院に DPC 病棟を利用している実態は、DPC 制度になじ
まない側面があるのではないか
- 許可病床数に占める DPC 病床数なども考慮しつつ、制度設計についてはさらに検討
していく必要がある
等の指摘があった。
さらに、特別調査の結果を踏まえ、他の医療機関からの転院患者について、一時的に
DPC 対象病棟で受入を行い、自院の他の病棟へ転棟させている実態が見受けられたこ
とから、患者の入院経路に着目した、他の病棟へ転棟時期についての分析を行った。
他院から DPC 対象病棟に入院し、その後回復期リハビリテーション病棟に転棟する症
例は、おおむね入院期間Ⅰ内で転棟する症例が多く、自院の DPC 対象病棟に直接入院
し、その後回復期リハビリテーション病棟に転棟する症例は、入院期間Ⅰ~Ⅱの間に
転棟する症例が多く、転棟時期の傾向が異なっていた。
他院から DPC 対象病棟に入院し、その後地域包括ケア病棟に転棟する症例と、自院の
DPC 対象病棟に直接入院し、その後地域包括ケア病棟に転棟する症例は、いずれも入
院期間Ⅱで転棟する症例が多かった。



また、症例数の多い診断群分類ごとに分析を行った。脳梗塞(010060xxCCPM02)は、
- 回復期リハビリテーション病棟への転棟については、
・他院から入院した群では、期間Ⅰ内で転棟する症例が多かった。
・自院に直接入院した群では、期間Ⅰ~Ⅱで転棟する症例が多かった。
・他院から入院した群においては、自院に直接入院した群に比べ、入院初期におけ
る医療資源投入量が小さかった。
- 地域包括ケア病棟への転棟については、
・他院から入院した群、自院に直接入院した群のいずれも、期間Ⅱを超えて転棟す
る症例が多かった。
・他院から入院した群においては、自院に直接入院した群に比べ、入院初期におけ
る医療資源投入量が小さかった。



股関節・大腿近位の骨折(160800xx01xxxx)は、
- 回復期リハビリテーション病棟への転棟については、
・他院から入院した群、自院に直接入院した群のいずれも、期間Ⅰ~Ⅱで転棟する
症例が多かった。
・他院から入院した群、自院に直接入院した群の医療資源投入量の傾向は同程度で
あった。
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