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とりまとめ (22 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000183658_00032.html |
出典情報 | 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和3年度とりまとめ 10/27)《厚生労働省》 |
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け出ている医療機関が存在していることから、回復期リハビリテーション病棟におい
て、心大血管疾患リハビリテーションが提供される機会を確保することを検討しても
良いのではないか、との指摘があった。
一方で、心大血管疾患リハビリテーションは、循環器の医師が必要となるなど、他の
疾患別リハビリテーションと比較して施設基準も異なっていることから、広く回復期
リハビリテーション病棟において実施しなければならないとされることは実態からみ
て困難ではないか、との指摘があった。
7. 療養病棟入院基本料について (別添資料 P431~P471)
○ 療養病棟入院基本料は、平成 30 年度診療報酬改定において、20 対1看護職員配置を
要件とした療養病棟入院料に一本化し、医療区分2・3の該当患者割合及び看護職員
配置に応じた2段階の評価に見直した。令和2年度診療報酬改定においては、看護職
員配置 30 対1の経過措置を終了し、看護職員 25 対1の経過措置については、入院料
を切り下げた。
○ 療養病棟入院基本料届出医療機関数・病床数のうち、経過措置(注 11)を届け出てい
る病棟については、届出医療機関数・病床数ともに減少していた。令和2年において
も、引き続き減少傾向であるが、現に届け出ている医療機関・病床は存在した。
○ 経過措置(注 11)を届け出ている医療機関について、満たせていない施設基準は「当
該病棟のうち医療区分3の患者と医療区分2の患者との合計が5割以上であること。」
が最多であった。
7-1.療養病棟入院基本料における、入院料毎の患者の状態等について
(別添資料 P431~P453)
各入院料で、患者の主傷病名に差がみられた。最も多い主傷病名をみると、入院料1
及び2においては、「脳梗塞後遺症」、経過措置(注 11)においては「廃用症候群」で
あった。
医療区分2・3の該当患者の占める割合について、療養病棟入院料1では 95%以上が
最も多く、入院料2では 50%以上 55%未満及び 75%以上 80%未満が多かった。経過
措置(注 11)においては、50%未満の病棟と 50%以上の病棟が両方存在した。
療養病棟の入院患者に行われている医療等に着目すると、入院料毎によって差が見ら
れており、入院料1及び2ではリハビリテーションの過去7日間の単位数は約5単位
であったが、経過措置(注 11)では約 20 単位であった。また、入院の理由につい
て、経過措置(注 11)では「リハビリテーションのため」が最多であった。
1日当たりレセプト請求点数は、入院料1、経過措置(注 11)、入院料2の順に高かっ
た。リハビリテーションの点数について比較すると、経過措置(注 11)が最も高かった。
療養病棟における、1日当たりのリハビリテーション単位数は、入院料1及び2と比
較して経過措置(注 11)において多かった。入院料毎に平均在院日数について、平均
22
て、心大血管疾患リハビリテーションが提供される機会を確保することを検討しても
良いのではないか、との指摘があった。
一方で、心大血管疾患リハビリテーションは、循環器の医師が必要となるなど、他の
疾患別リハビリテーションと比較して施設基準も異なっていることから、広く回復期
リハビリテーション病棟において実施しなければならないとされることは実態からみ
て困難ではないか、との指摘があった。
7. 療養病棟入院基本料について (別添資料 P431~P471)
○ 療養病棟入院基本料は、平成 30 年度診療報酬改定において、20 対1看護職員配置を
要件とした療養病棟入院料に一本化し、医療区分2・3の該当患者割合及び看護職員
配置に応じた2段階の評価に見直した。令和2年度診療報酬改定においては、看護職
員配置 30 対1の経過措置を終了し、看護職員 25 対1の経過措置については、入院料
を切り下げた。
○ 療養病棟入院基本料届出医療機関数・病床数のうち、経過措置(注 11)を届け出てい
る病棟については、届出医療機関数・病床数ともに減少していた。令和2年において
も、引き続き減少傾向であるが、現に届け出ている医療機関・病床は存在した。
○ 経過措置(注 11)を届け出ている医療機関について、満たせていない施設基準は「当
該病棟のうち医療区分3の患者と医療区分2の患者との合計が5割以上であること。」
が最多であった。
7-1.療養病棟入院基本料における、入院料毎の患者の状態等について
(別添資料 P431~P453)
各入院料で、患者の主傷病名に差がみられた。最も多い主傷病名をみると、入院料1
及び2においては、「脳梗塞後遺症」、経過措置(注 11)においては「廃用症候群」で
あった。
医療区分2・3の該当患者の占める割合について、療養病棟入院料1では 95%以上が
最も多く、入院料2では 50%以上 55%未満及び 75%以上 80%未満が多かった。経過
措置(注 11)においては、50%未満の病棟と 50%以上の病棟が両方存在した。
療養病棟の入院患者に行われている医療等に着目すると、入院料毎によって差が見ら
れており、入院料1及び2ではリハビリテーションの過去7日間の単位数は約5単位
であったが、経過措置(注 11)では約 20 単位であった。また、入院の理由につい
て、経過措置(注 11)では「リハビリテーションのため」が最多であった。
1日当たりレセプト請求点数は、入院料1、経過措置(注 11)、入院料2の順に高かっ
た。リハビリテーションの点数について比較すると、経過措置(注 11)が最も高かった。
療養病棟における、1日当たりのリハビリテーション単位数は、入院料1及び2と比
較して経過措置(注 11)において多かった。入院料毎に平均在院日数について、平均
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