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とりまとめ (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000183658_00032.html
出典情報 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和3年度とりまとめ 10/27)《厚生労働省》
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患者のうち、嚥下リハビリ又は脳血管疾患等リハビリテーションどちらも実施されて















いない患者の割合は5割超であった。
療養病棟において、中心静脈栄養からの離脱に向けた取り組みがなされない要因とし
て、療養病棟における人員、嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査が療養病棟では難しいこ
と、疾患別リハビリテーションと摂食機能療法の設定時間の違い等があるのではない
か、との指摘があった。
中心静脈栄養について、嚥下機能評価やリハビリテーションの実施をより促進させるな
ど、中心静脈栄養からの離脱を評価する視点の検討が必要ではないか、との指摘があっ
た。
中心静脈栄養を実施している患者の中心静脈栄養開始からの日数の平均値について、嚥
下機能評価ありの患者の場合は、なしの場合と比較して、その日数が短かった。
新規入院患者に占める、入院時から中心静脈栄養を実施している患者のうち、令和2年
8~10 月の3か月間で中止又は終了した患者の割合の医療機関分布は、0%以上 10%
未満の医療機関が最も多かった。一方で 100%の医療機関も存在した。
入院後に中心静脈栄養を開始した患者のうち、中心静脈栄養を中止・終了した患者数の
割合の医療機関分布は、0%以上 10%未満が最も多かった。一方で 100%の医療機関も
存在した。
中心静脈栄養を実施している患者について、嚥下機能評価の有無別に、抜去の見込み
を比較した。嚥下機能評価ありの患者の方がなしの患者と比較して、抜去予定のある
患者の割合が高かった。
中心静脈栄養を実施している患者に対して嚥下機能評価・嚥下リハビリを1人でも実施
している医療機関としていない医療機関で分け、それぞれの医療機関に入院している患
者について、中心静脈カテーテル抜去の見込みを比較した。「抜去できる見込みなし」
の割合は、それぞれ、嚥下機能評価なしの患者のみの医療機関及び嚥下リハビリなしの
患者のみの医療機関で高かった。
中心静脈栄養について、感染対策の必要性もありつつ、平成 18 年度の医療区分導入時
と比較すると、中心静脈栄養の手技の安全性も向上し一般的に行われる医療行為となっ
ている側面もあることから、これまでどおり医療区分3とすることが適切かどうか、引
き続き検討が必要ではないか、との指摘があった。
8. 障害者施設等入院基本料等について (別添資料 P472~P519)
8-1.障害者施設等入院基本料等について (別添資料 P462~P494)



障害者施設等入院基本料については「個別の病態変動が大きく、その変動に対し高額な
薬剤や高度な処置が必要となるような患者」を対象としており、一方、特殊疾患病棟入
院料については「処置内容や病態の変動はそれほど大きくないが、医療の必要性は高い
患者」を対象としている。平成 28 年度診療報酬改定において、脳卒中の後遺症による
重度の意識障害者については、患者の状態が医療区分の1、2に相当する場合は療養病
棟入院基本料の評価体系を踏まえた評価とする見直しを行った。
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