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とりまとめ (13 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000183658_00032.html |
出典情報 | 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和3年度とりまとめ 10/27)《厚生労働省》 |
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転棟割合が高い病院では、許可病床数に占める DPC 算定病床数の割合が低い傾向にあ
った。転棟割合が高い病院における転棟症例の、転棟前後の医療資源投入量について
分析を行ったが、特定の傾向は見られなかった。
転棟割合が高い病院の、入院期間Ⅰの診療内容について着目して分析を行ってはどう
か、という指摘があり、転棟割合が高い病院の、入院期間Ⅰの医療資源投入量や投入
されている医療資源の内訳について分析を行ったが、これらの病院の多くに共通する
ような、明らかな傾向を見いだすことは困難であった。
「手術なし」かつ「手術・処置等1なし」かつ「手術・処置等2なし」の割合の高い
病院や転棟割合の高い病院に着目し、医療資源投入量やその内容に関する分析を行っ
たが、DPC 制度になじまないと考えられる病院の類型化は困難ではないか、という指
摘があった。
脳梗塞におけるエダラボンについては、その使用日数が短いことに着目した分析を、
これまでの DPC 評価分科会においても検討してきたところである。その患者割合が大
きい病院が、引き続き見られていることは、DPC 対象病院として不適切であると言え
るのではないか、という指摘があった。
「97 その他の K コード」でコーディングを行っている症例が多く、疾患との関連性
が低いと考えられる手術(輸血を含む。)を行っているような病院は、DPC 対象病院と
して不適切な場合があるのではないか、という指摘があった。
DPC 対象病院の中で、医療資源投入量や平均在院日数の外れ値に該当する病院は、そ
の数もわずかであり、診療のバリエーションと同様に、許容し得るとするのか、ある
いは、病院数は少なくても、制度設計に反映できるような特徴を洗い出し、検討を深
めることとするのか、両方の考え方がある、との指摘があった。
4-2.令和3年度特別調査について (別添資料 P260~P294)
「① 医療資源投入量の少ない病院」「② 在院日数の短い病院」の区分ごとに、DPC
データを活用し医療機関を選定して調査票を配布し、回収した。また、回収した調査
票を踏まえてヒアリング対象施設を選定した。
ヒアリングにおいては、以下のような実態を聴取した。
- DPC 対象病棟以外での受入れ目的に転院してきた患者を、一時的に DPC 対象病棟に
入院させている実態があること
- 「リハビリ目的」での入院など、必ずしも急性期の病態とは言えない患者について
も、DPC 対象病棟に入院していること
全ての DPC 対象病院を対象としたコーディングに関する調査においては、以下のよう
な回答があった。
- 亜急性期、慢性期の病態の患者に対し、どのようにコーディングすればよいのか判
断に迷う場合がある
- コーディングテキストに、より多くの事例を掲載するなど、コード選択の適切性を
あげられるよう、工夫してほしい
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転棟割合が高い病院では、許可病床数に占める DPC 算定病床数の割合が低い傾向にあ
った。転棟割合が高い病院における転棟症例の、転棟前後の医療資源投入量について
分析を行ったが、特定の傾向は見られなかった。
転棟割合が高い病院の、入院期間Ⅰの診療内容について着目して分析を行ってはどう
か、という指摘があり、転棟割合が高い病院の、入院期間Ⅰの医療資源投入量や投入
されている医療資源の内訳について分析を行ったが、これらの病院の多くに共通する
ような、明らかな傾向を見いだすことは困難であった。
「手術なし」かつ「手術・処置等1なし」かつ「手術・処置等2なし」の割合の高い
病院や転棟割合の高い病院に着目し、医療資源投入量やその内容に関する分析を行っ
たが、DPC 制度になじまないと考えられる病院の類型化は困難ではないか、という指
摘があった。
脳梗塞におけるエダラボンについては、その使用日数が短いことに着目した分析を、
これまでの DPC 評価分科会においても検討してきたところである。その患者割合が大
きい病院が、引き続き見られていることは、DPC 対象病院として不適切であると言え
るのではないか、という指摘があった。
「97 その他の K コード」でコーディングを行っている症例が多く、疾患との関連性
が低いと考えられる手術(輸血を含む。)を行っているような病院は、DPC 対象病院と
して不適切な場合があるのではないか、という指摘があった。
DPC 対象病院の中で、医療資源投入量や平均在院日数の外れ値に該当する病院は、そ
の数もわずかであり、診療のバリエーションと同様に、許容し得るとするのか、ある
いは、病院数は少なくても、制度設計に反映できるような特徴を洗い出し、検討を深
めることとするのか、両方の考え方がある、との指摘があった。
4-2.令和3年度特別調査について (別添資料 P260~P294)
「① 医療資源投入量の少ない病院」「② 在院日数の短い病院」の区分ごとに、DPC
データを活用し医療機関を選定して調査票を配布し、回収した。また、回収した調査
票を踏まえてヒアリング対象施設を選定した。
ヒアリングにおいては、以下のような実態を聴取した。
- DPC 対象病棟以外での受入れ目的に転院してきた患者を、一時的に DPC 対象病棟に
入院させている実態があること
- 「リハビリ目的」での入院など、必ずしも急性期の病態とは言えない患者について
も、DPC 対象病棟に入院していること
全ての DPC 対象病院を対象としたコーディングに関する調査においては、以下のよう
な回答があった。
- 亜急性期、慢性期の病態の患者に対し、どのようにコーディングすればよいのか判
断に迷う場合がある
- コーディングテキストに、より多くの事例を掲載するなど、コード選択の適切性を
あげられるよう、工夫してほしい
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