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とりまとめ (20 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000183658_00032.html |
出典情報 | 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和3年度とりまとめ 10/27)《厚生労働省》 |
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地域包括ケア病棟入院料・管理料を届け出ている医療機関について、入退院支援加算1
を届け出られない理由は、「入退院支援又は地域連携業務に専従する看護師又は社会福
祉士を各病棟に確保できないため」が最多であった。
令和2年度改定においては、患者の状態に応じた適切な管理を妨げないよう、同一の保
険医療機関において、DPC 対象病棟から地域包括ケア病棟に転棟する場合、診断群分類
点数表に定められた入院日Ⅱまでの間、診断群分類点数表に従って算定することとした。
自院の DPC 対象病棟からの転棟時期について平成 30 年の DPC データと比較して、地域
包括ケア病棟への転棟時期の最頻値がより長い日数となっていた。
6. 回復期リハビリテーション病棟入院料について (別添資料 P391~P430)
○ 回復期リハビリテーション病棟については、回復期のリハビリテーションを充実さ
せる目的で平成 12 年度診療報酬改定においてその評価が新設されて以降、質の評価
を充実させる取組を進めてきたところであることから、リハビリテーションの質の
適切な評価を行う観点から分析を行った。
6-1.質の高いリハビリテーションの提供について (別添資料 P391~P422)
過去十数年間の推移において、入棟時 FIM の低下が続いていることが指摘されてお
り、また、実績指数についても、令和元年と令和2年で比較して、令和2年の方が高
い傾向にあった。
回復期リハビリテーションを要する状態の年次推移についてみると、骨折等の疾患の
割合が増加してきている。
回復期リハビリテーション病棟入院料1から6毎に比較した場合、受け入れている患
者の状態に違いがみられた。入院料1では脳血管系疾患の患者割合が高く、入院料5
や6では骨折等の状態の割合が高い傾向にあった。
入棟時 FIM で見た重症者の受入について、入院料1や2と比較すると、入院料5及び
6について、入棟時 FIM の点数の低い患者割合が低かった。
入院料毎のリハビリテーションの実施単位数については、1日当たりの疾患別リハビ
リテーションの実施単位数・入院中の総実施単位数ともに、入院料1から6にかけて
低下していく傾向であった。また、疾患別の実施単位数については、脳血管疾患では
1日当たりの実施単位数が多く、整形疾患では少ない傾向であった。
1日当たりのリハビリテーション単位数が同一の患者について、入院料毎に運動 FIM
の変化(退棟時運動 FIMー入院時運動 FIM)を分析した。例として、1日2単位以上3
単位未満のリハビリテーションが提供されている患者においては、入院料1が最も運
動 FIM の変化が大きく、入院料6が小さいという結果であった。さらに、1日当たり
のリハビリテーション単位数が同一の患者について、入院料・患者の状態毎に運動
FIM の変化について分析した。脳血管疾患、整形疾患、廃用症候群で、全体的な傾向
に大きな差はみられなかった。入院料1について、運動 FIM の変化(退棟時運動 FIM
ー入院時運動 FIM)を変化の量により4群に分けた上で、それぞれの病棟における患
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地域包括ケア病棟入院料・管理料を届け出ている医療機関について、入退院支援加算1
を届け出られない理由は、「入退院支援又は地域連携業務に専従する看護師又は社会福
祉士を各病棟に確保できないため」が最多であった。
令和2年度改定においては、患者の状態に応じた適切な管理を妨げないよう、同一の保
険医療機関において、DPC 対象病棟から地域包括ケア病棟に転棟する場合、診断群分類
点数表に定められた入院日Ⅱまでの間、診断群分類点数表に従って算定することとした。
自院の DPC 対象病棟からの転棟時期について平成 30 年の DPC データと比較して、地域
包括ケア病棟への転棟時期の最頻値がより長い日数となっていた。
6. 回復期リハビリテーション病棟入院料について (別添資料 P391~P430)
○ 回復期リハビリテーション病棟については、回復期のリハビリテーションを充実さ
せる目的で平成 12 年度診療報酬改定においてその評価が新設されて以降、質の評価
を充実させる取組を進めてきたところであることから、リハビリテーションの質の
適切な評価を行う観点から分析を行った。
6-1.質の高いリハビリテーションの提供について (別添資料 P391~P422)
過去十数年間の推移において、入棟時 FIM の低下が続いていることが指摘されてお
り、また、実績指数についても、令和元年と令和2年で比較して、令和2年の方が高
い傾向にあった。
回復期リハビリテーションを要する状態の年次推移についてみると、骨折等の疾患の
割合が増加してきている。
回復期リハビリテーション病棟入院料1から6毎に比較した場合、受け入れている患
者の状態に違いがみられた。入院料1では脳血管系疾患の患者割合が高く、入院料5
や6では骨折等の状態の割合が高い傾向にあった。
入棟時 FIM で見た重症者の受入について、入院料1や2と比較すると、入院料5及び
6について、入棟時 FIM の点数の低い患者割合が低かった。
入院料毎のリハビリテーションの実施単位数については、1日当たりの疾患別リハビ
リテーションの実施単位数・入院中の総実施単位数ともに、入院料1から6にかけて
低下していく傾向であった。また、疾患別の実施単位数については、脳血管疾患では
1日当たりの実施単位数が多く、整形疾患では少ない傾向であった。
1日当たりのリハビリテーション単位数が同一の患者について、入院料毎に運動 FIM
の変化(退棟時運動 FIMー入院時運動 FIM)を分析した。例として、1日2単位以上3
単位未満のリハビリテーションが提供されている患者においては、入院料1が最も運
動 FIM の変化が大きく、入院料6が小さいという結果であった。さらに、1日当たり
のリハビリテーション単位数が同一の患者について、入院料・患者の状態毎に運動
FIM の変化について分析した。脳血管疾患、整形疾患、廃用症候群で、全体的な傾向
に大きな差はみられなかった。入院料1について、運動 FIM の変化(退棟時運動 FIM
ー入院時運動 FIM)を変化の量により4群に分けた上で、それぞれの病棟における患
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