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とりまとめ (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000183658_00032.html
出典情報 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和3年度とりまとめ 10/27)《厚生労働省》
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養アセスメント等を実施し、48 時間以内に経腸栄養を開始している」は、ばらつきが


見られたが、ほとんどの入院料において5割を越えていた。
早期栄養介入管理加算の算定が出来ない入院料においても様々な施設において栄養管理
を早期から実施していたことから、こういった機関の取組をさらに推進していくことも
必要ではないかとの指摘があった。

11-4.栄養管理について (別添資料 P588~P599)
(1)栄養サポートチーム加算
 平成 22 年度診療報酬改定において、創設された当該加算は、これまでの改定におい
て、算定対象の入院料等の見直しがなされてきた。
 障害者病棟において、栄養サポートチームの介入により、BMI や Alb 値が改善した、と
いう報告があった。






(2)周術期の栄養管理
全身麻酔の手術後絶食から栄養摂取を開始する日数は、消化器疾患の患者及び年齢が上
がるほど、当該日数の長くなる患者割合が高い傾向であった。
術前に栄養管理を実施するため経口栄養剤が出されている患者について、栄養剤の半分
以下しか摂取できていない患者が病床規模に関わらず一定程度存在している。
静脈経腸栄養ガイドライン等において、周術期の栄養管理に関する具体的な方法が示さ
れている。
術後の経口摂取再開までの日数が短い場合、在院日数が短くなることや、大腿骨近位部
骨折のように、術後すぐに経口摂取が可能な手術において適切な栄養管理を実施するこ
とにより、合併症発生率等が低下するという報告があった。

(3)回復期リハビリテーション病棟における栄養管理
 管理栄養士の病棟配置が規定されている回復期リハビリテーション病棟入院料1を算定
している施設においては、常勤換算で 4.2 名、入院料2~5においても、3名以上配置
されている。1病院当たりの回復期リハビリテーション病棟の病棟数は、1病棟又は2
病棟の施設をあわせると9割以上にのぼっていた。
 回復期リハビリテーション病棟入院料1において、入院栄養食事指導料を出来高算定で
きることとなっているが、算定割合は、26.9%であった。管理栄養士の配置に着目する
と、管理栄養士が配置されている病棟では、栄養食事指導料の実施割合が高く、栄養食



事指導を依頼していない理由としては、「手間がかかる」、「依頼方法がわからない」と
いう報告があった。
回復期リハビリテーション病棟入院料2~6の病棟における分析では、専従管理栄養士
を1名以上配置した病棟は、管理栄養士の配置が1名未満の病棟を比較して入院中の体
重減少発生リスクが低値である、という報告があった。
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