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資料4-5 メトホルミン塩酸塩 (17 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00022.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第50回 1/26)《厚生労働省》 |
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受胎能及び一般生殖能試験として、雌ラットに本薬 0、120、300 及び 600 mg/kg/日を交
配 2 週間前から剖検まで反復経口投与した結果、黄体数及び着床数に影響はなく、自然分
娩した雌ラットにおいては、妊娠期間、出産率及び着床痕数にも影響は認められなかった。
胚・胎児発生に関する試験として、雌ラットに本薬 0、120、300 及び 600 mg/kg/日を妊娠
6 日目から 15 日目まで反復経口投与した結果、黄体数、着床数、生存胎児数、吸収胚数、
死亡胎児数、体重、頭殿長及び性比のいずれにも影響は認められなかった。また、雌ウサ
ギに本薬 0、50、100 及び 140 mg/kg/日を妊娠 6 日目から 18 日目まで反復経口投与した結
果、胚・胎児への影響は認められなかった。
21) Repercussions of a hypoglycemic drug, N-N-dimethylbiguanide HCl, on gestation and fetal
development in rats.(Compt Rend 1961; 253: 321-3)56)
雌ラットに本薬 500 及び 1000 mg/kg を妊娠 1 日目から 12 日目まで反復経口投与した結
果、胎仔の死亡及び奇形の発生割合は対照群と比較して高値であった。
(2)Peer-reviewed journal の総説、メタ・アナリシス等の報告状況
代表的な公表文献の概略について、以下に示す。
1) Metformin for ovulation induction (excluding gonadotrophins) in women with polycystic ovary
syndrome.(Cochrane Database Syst Rev 2019; 12: CD013505)57)
PCOS 患者を対象とした無作為化比較試験に基づくメタ・アナリシスの結果について、以
下のように記載されている。
・ 本薬の投与量は中央値で 1500 mg/日であった。
・ CC に対する CC/本薬の排卵率、妊娠率及び生産率の OR[95%CI]は、それぞれ 1.65
[1.35, 2.03]、1.62[1.32, 1.99]及び 1.27[0.98, 1.65]であった。
・ CC に対する CC/本薬の消化器系副作用の発現割合の OR[95%CI]は、4.26[2.83, 6.40]
であった。
2) Metformin during ovulation induction with gonadotrophins followed by timed intercourse or
intrauterine insemination for subfertility associated with polycystic ovary syndrome.(Cochrane
Database Syst Rev 2017; 1: CD009090)58)
無排卵の PCOS 患者を対象とした臨床試験等に基づくメタ・アナリシスの結果について、
以下のように記載されている。
本薬の投与量は 1700~2550 mg/日であった。
ゴナドトロピンに対する本薬/ゴナドトロピンの生産率、継続妊娠率及び妊娠率の OR
[95%CI]は、2.31[1.23, 4.34]、2.46[1.36, 4.46]及び 2.51[1.46, 4.31]であった。
ゴナドトロピンに対する本薬/ゴナドトロピンの多胎妊娠率、有害事象発現割合及び
OHSS 発現割合の OR[95%CI]は、0.55[0.15, 1.95]
、1.78[0.39, 8.09]及び 0.32[0.01,
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配 2 週間前から剖検まで反復経口投与した結果、黄体数及び着床数に影響はなく、自然分
娩した雌ラットにおいては、妊娠期間、出産率及び着床痕数にも影響は認められなかった。
胚・胎児発生に関する試験として、雌ラットに本薬 0、120、300 及び 600 mg/kg/日を妊娠
6 日目から 15 日目まで反復経口投与した結果、黄体数、着床数、生存胎児数、吸収胚数、
死亡胎児数、体重、頭殿長及び性比のいずれにも影響は認められなかった。また、雌ウサ
ギに本薬 0、50、100 及び 140 mg/kg/日を妊娠 6 日目から 18 日目まで反復経口投与した結
果、胚・胎児への影響は認められなかった。
21) Repercussions of a hypoglycemic drug, N-N-dimethylbiguanide HCl, on gestation and fetal
development in rats.(Compt Rend 1961; 253: 321-3)56)
雌ラットに本薬 500 及び 1000 mg/kg を妊娠 1 日目から 12 日目まで反復経口投与した結
果、胎仔の死亡及び奇形の発生割合は対照群と比較して高値であった。
(2)Peer-reviewed journal の総説、メタ・アナリシス等の報告状況
代表的な公表文献の概略について、以下に示す。
1) Metformin for ovulation induction (excluding gonadotrophins) in women with polycystic ovary
syndrome.(Cochrane Database Syst Rev 2019; 12: CD013505)57)
PCOS 患者を対象とした無作為化比較試験に基づくメタ・アナリシスの結果について、以
下のように記載されている。
・ 本薬の投与量は中央値で 1500 mg/日であった。
・ CC に対する CC/本薬の排卵率、妊娠率及び生産率の OR[95%CI]は、それぞれ 1.65
[1.35, 2.03]、1.62[1.32, 1.99]及び 1.27[0.98, 1.65]であった。
・ CC に対する CC/本薬の消化器系副作用の発現割合の OR[95%CI]は、4.26[2.83, 6.40]
であった。
2) Metformin during ovulation induction with gonadotrophins followed by timed intercourse or
intrauterine insemination for subfertility associated with polycystic ovary syndrome.(Cochrane
Database Syst Rev 2017; 1: CD009090)58)
無排卵の PCOS 患者を対象とした臨床試験等に基づくメタ・アナリシスの結果について、
以下のように記載されている。
本薬の投与量は 1700~2550 mg/日であった。
ゴナドトロピンに対する本薬/ゴナドトロピンの生産率、継続妊娠率及び妊娠率の OR
[95%CI]は、2.31[1.23, 4.34]、2.46[1.36, 4.46]及び 2.51[1.46, 4.31]であった。
ゴナドトロピンに対する本薬/ゴナドトロピンの多胎妊娠率、有害事象発現割合及び
OHSS 発現割合の OR[95%CI]は、0.55[0.15, 1.95]
、1.78[0.39, 8.09]及び 0.32[0.01,
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