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資料4-5 メトホルミン塩酸塩 (9 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00022.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第50回 1/26)《厚生労働省》 |
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PCOS 患者(20~35 歳)を対象に、本薬の有効性及び安全性を検討する目的で、無作為
化二重盲検比較試験が実施された(本薬群 100 例、プラセボ群 100 例)
。
本薬の用法・用量は、本薬 500 mg を 1 日 1 回経口投与し、患者の忍容性に応じて 1500 mg/
日まで増量し、最大 3 カ月投与することとされた。
有効性について、本薬群及びプラセボ群(以下、同順)で、妊娠率は 40%及び 11%、排
卵率は 86%及び 20%であった。
安全性について、本薬群において悪心(30%)
、嘔吐(15%)及び下痢(10%)が副作用と
して報告されたが、重度の事象はなく、いずれも治療の継続により消失した。
4) Clomiphene, metformin, or both for infertility in the polycystic ovary syndrome.(N Engl J Med
2007; 356: 551-66)16)
PCOS 患者(18~39 歳)を対象に、本薬注 2)、CC、又は本薬と CC の併用の有効性及び安
全性を検討する目的で、無作為化比較試験が実施された(本薬群 208 例、CC 群 209 例、本
薬/CC 群 209 例)。
本薬の用法・用量は、本薬 500 mg を 1 日 1 回投与から開始し、本薬 1000 mg を 1 日 2 回
投与まで増量することとされた。CC の用法・用量は、CC 50 mg/日を月経周期 3 日目から
5 日間投与し、十分な排卵が認められた場合は次周期も 50 mg/日を、排卵が認められない
又は不十分な場合は次周期以降 150 mg/日まで増量可能な規定とされた。
有効性について、本薬群、CC 群及び本薬/CC 群(以下、同順)で、排卵率は 29.0%(296/1019
周期)
、49.0%(462/942 周期)及び 60.4%(582/964 例)であった。また、生化学的妊娠率、
臨床妊娠率及び生産率は表 2 のとおりであった。妊娠した症例のうち、多胎妊娠が認めら
れた症例はそれぞれ 0 例、3 例及び 2 例であった。
表2
生化学的妊娠率
臨床妊娠率
生産率
%(例)
各群における妊娠率及び生産率
CC 群
(209 例)
29.7(62)
23.9(50)
22.5(47)
本薬群
(208 例)
12.0(25)
8.7(18)
7.2(15)
本薬/CC 群
(209 例)
38.3(80)
31.1(65)
26.8(56)
安全性について、重篤な有害事象は 2 例(くも膜下出血による死亡、過敏症各 1 例)
、7
例(妊娠 12 週以降の流産及び異所性妊娠各 2 例、出血性黄体嚢胞、気管支炎、及び頚管無
力症/早産各 1 例)及び 12 例(妊娠 12 週以降の流産 4 例、異所性妊娠、重度の妊娠高血圧
腎症、及び先天性異常各 2 例、背部痛及び早産各 1 例)で認められた。
その他の副作用について、生化学的妊娠前に認められた有害事象は表 3 のとおりであっ
た。
表3
生化学的妊娠前に認められたその他の有害事象
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化二重盲検比較試験が実施された(本薬群 100 例、プラセボ群 100 例)
。
本薬の用法・用量は、本薬 500 mg を 1 日 1 回経口投与し、患者の忍容性に応じて 1500 mg/
日まで増量し、最大 3 カ月投与することとされた。
有効性について、本薬群及びプラセボ群(以下、同順)で、妊娠率は 40%及び 11%、排
卵率は 86%及び 20%であった。
安全性について、本薬群において悪心(30%)
、嘔吐(15%)及び下痢(10%)が副作用と
して報告されたが、重度の事象はなく、いずれも治療の継続により消失した。
4) Clomiphene, metformin, or both for infertility in the polycystic ovary syndrome.(N Engl J Med
2007; 356: 551-66)16)
PCOS 患者(18~39 歳)を対象に、本薬注 2)、CC、又は本薬と CC の併用の有効性及び安
全性を検討する目的で、無作為化比較試験が実施された(本薬群 208 例、CC 群 209 例、本
薬/CC 群 209 例)。
本薬の用法・用量は、本薬 500 mg を 1 日 1 回投与から開始し、本薬 1000 mg を 1 日 2 回
投与まで増量することとされた。CC の用法・用量は、CC 50 mg/日を月経周期 3 日目から
5 日間投与し、十分な排卵が認められた場合は次周期も 50 mg/日を、排卵が認められない
又は不十分な場合は次周期以降 150 mg/日まで増量可能な規定とされた。
有効性について、本薬群、CC 群及び本薬/CC 群(以下、同順)で、排卵率は 29.0%(296/1019
周期)
、49.0%(462/942 周期)及び 60.4%(582/964 例)であった。また、生化学的妊娠率、
臨床妊娠率及び生産率は表 2 のとおりであった。妊娠した症例のうち、多胎妊娠が認めら
れた症例はそれぞれ 0 例、3 例及び 2 例であった。
表2
生化学的妊娠率
臨床妊娠率
生産率
%(例)
各群における妊娠率及び生産率
CC 群
(209 例)
29.7(62)
23.9(50)
22.5(47)
本薬群
(208 例)
12.0(25)
8.7(18)
7.2(15)
本薬/CC 群
(209 例)
38.3(80)
31.1(65)
26.8(56)
安全性について、重篤な有害事象は 2 例(くも膜下出血による死亡、過敏症各 1 例)
、7
例(妊娠 12 週以降の流産及び異所性妊娠各 2 例、出血性黄体嚢胞、気管支炎、及び頚管無
力症/早産各 1 例)及び 12 例(妊娠 12 週以降の流産 4 例、異所性妊娠、重度の妊娠高血圧
腎症、及び先天性異常各 2 例、背部痛及び早産各 1 例)で認められた。
その他の副作用について、生化学的妊娠前に認められた有害事象は表 3 のとおりであっ
た。
表3
生化学的妊娠前に認められたその他の有害事象
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