よむ、つかう、まなぶ。
資料4-5 メトホルミン塩酸塩 (24 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00022.html |
出典情報 | 医薬・生活衛生局が実施する検討会 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第50回 1/26)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
した。また、本薬 1500 mg/日と CC 併用例で、本薬増量に伴う新たな有害事象は認められ
なかった。
2) Clinical outcome of various metformin treatments for women with polycystic ovary syndrome.
(Reprod Med Biol 2017; 16: 179-87)65)
本薬が投与された PCOS 患者 162 例(480 周期)を対象とした後方視的検討が実施され
た。
本薬の投与量について、本薬及び CC 併用(CC 抵抗性)集団では 250~1500mg/日の範囲
であったが、750 mg/日で投与された症例数が最も多かった。本薬及び CC 併用(CC 感受
性)集団では 500~750 mg/日の範囲、本薬及び CC 併用(CC 治療歴なし)集団、並びに本
薬単独投与集団では 250~750 mg/日の範囲であったが、500 mg/日及び 750 mg/日で投与さ
れた症例数が多かった。
有効性について、本薬及び CC 併用(CC 抵抗性)集団、本薬及び CC 併用(CC 感受性)
集団、本薬及び CC 併用(CC 治療歴なし)集団、並びに本薬単独投与集団(以下、同順)
の排卵率は、69.9%(51/73 例)、94.3%(50/53 例)
、87.5%(6/7 例)並びに 60.0%(9/15 例)
、
臨床的妊娠率は、21.9%(16/73 例)、50.9%(27/53 例)
、83.3%(5/6 例)
、33.3%(5/15 例)
であった。
安全性について、副作用の発現割合は、5.5%(12/217 周期、下痢 5 例、嘔吐 2 例、悪心 1
例、気分不良 1 例、肝機能障害 1 例、胸焼け 1 例、眼精疲労 1 例、不明 3 例)
、2%(4/202
周期、下痢 2 例、悪心 1 例、腹痛 1 例)
、0%(0/12 周期)並びに 2.4%(1//41 周期、眠気・
全身疲労 1 例)であった。
そのほか、要望内容に係る本邦での臨床使用実態に関する文献報告のうち、本薬の用法・
用量に関する情報が記載された報告は表 7 のとおりであった。
表7
文献 No.
本邦での本薬の臨床使用実態に関する文献報告
66
症例数
(周期数)
15 例
67
23 例
68
26 例
(106 周期)
16 例
69
本薬の用法・用量
本薬 250 mg を 1 日 2 回 14 日間投与。
本薬 500 mg/日を 2 週間投与後、副作用がな
いことを確認して 750 mg/日まで増量。胎嚢を
確認した時点で本薬投与を中止。
本薬 750mg/日を投与。
本薬 500 mg/日を 2 週間投与後、750 mg/日に
増量し、3~4 周期投与。排卵を認めなかった
場合は 3 週間毎に 250 mg/日ずつ増量し、最
大 1500 mg/日まで増量。
24
CC 併用の有無
有
本薬投与で無排
卵の場合、次周
期から投与
有
有
有
なかった。
2) Clinical outcome of various metformin treatments for women with polycystic ovary syndrome.
(Reprod Med Biol 2017; 16: 179-87)65)
本薬が投与された PCOS 患者 162 例(480 周期)を対象とした後方視的検討が実施され
た。
本薬の投与量について、本薬及び CC 併用(CC 抵抗性)集団では 250~1500mg/日の範囲
であったが、750 mg/日で投与された症例数が最も多かった。本薬及び CC 併用(CC 感受
性)集団では 500~750 mg/日の範囲、本薬及び CC 併用(CC 治療歴なし)集団、並びに本
薬単独投与集団では 250~750 mg/日の範囲であったが、500 mg/日及び 750 mg/日で投与さ
れた症例数が多かった。
有効性について、本薬及び CC 併用(CC 抵抗性)集団、本薬及び CC 併用(CC 感受性)
集団、本薬及び CC 併用(CC 治療歴なし)集団、並びに本薬単独投与集団(以下、同順)
の排卵率は、69.9%(51/73 例)、94.3%(50/53 例)
、87.5%(6/7 例)並びに 60.0%(9/15 例)
、
臨床的妊娠率は、21.9%(16/73 例)、50.9%(27/53 例)
、83.3%(5/6 例)
、33.3%(5/15 例)
であった。
安全性について、副作用の発現割合は、5.5%(12/217 周期、下痢 5 例、嘔吐 2 例、悪心 1
例、気分不良 1 例、肝機能障害 1 例、胸焼け 1 例、眼精疲労 1 例、不明 3 例)
、2%(4/202
周期、下痢 2 例、悪心 1 例、腹痛 1 例)
、0%(0/12 周期)並びに 2.4%(1//41 周期、眠気・
全身疲労 1 例)であった。
そのほか、要望内容に係る本邦での臨床使用実態に関する文献報告のうち、本薬の用法・
用量に関する情報が記載された報告は表 7 のとおりであった。
表7
文献 No.
本邦での本薬の臨床使用実態に関する文献報告
66
症例数
(周期数)
15 例
67
23 例
68
26 例
(106 周期)
16 例
69
本薬の用法・用量
本薬 250 mg を 1 日 2 回 14 日間投与。
本薬 500 mg/日を 2 週間投与後、副作用がな
いことを確認して 750 mg/日まで増量。胎嚢を
確認した時点で本薬投与を中止。
本薬 750mg/日を投与。
本薬 500 mg/日を 2 週間投与後、750 mg/日に
増量し、3~4 周期投与。排卵を認めなかった
場合は 3 週間毎に 250 mg/日ずつ増量し、最
大 1500 mg/日まで増量。
24
CC 併用の有無
有
本薬投与で無排
卵の場合、次周
期から投与
有
有
有