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総ー4○個別事項(その7)について (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00226.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第567回 11/24)《厚生労働省》
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治療早期からの緩和ケアの重要性
○ 治療早期から専門的な緩和ケアチームがかかわることで、うつ症状が減少し、生活の質(QOL)が改善す
るのみならず、生命予後が改善する。

◼ 新たに診断された進行期の非小細胞肺がん患者151人をランダム化
通常のがん治療+早期からの緩和ケア群(77人) vs 通常のがん治療群(74人)
◼ 診断時から専門的な緩和ケア*を提供することで、以下の結果が得られた

通常の
がん治療

早期からの
緩和ケア

p=0.01
p=0.66

11.6ヶ月

変化

感情面での症状がある患者 (%)

*特別な教育を受けた専門家(医師、看護師等)による、疼痛等の症状コントロール、精神心理的・スピリチュアルな支援、在宅医療の支援、
グリーフケア等

早期からの
緩和ケア

p=0.04

8.9ヶ月
通常のがん治療
通常のがん治療

早期からの
緩和ケア

➢ うつ症状が少ない(12週後) ➢ QoLが高い(12週後)
(HADS-D; 38% vs 16%, p=0.01 PHQ-9; 17% vs
4%, p=0.04)
出典:がん・疾病対策課より提供

(FACT-L score; 98.0 vs 95.5, p=0.03)

生存月数

➢ 生存期間が長い
(11.6mo vs 8.9mo, p=0.02)

N Engl J Med. 2010 Aug 19;363(8):733-42.

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