複数の委託薬局から受託することもあり得ることから、その際も作業を明確に切り分けて実施す
ること。
例）作業時間を分ける、作業者を分けることなど
4.3.4.4 確認及び確認の記録

・受託薬局は、あらかじめ定めた手順書に従い、委託薬局からの指示に応じて、一包化業務の
一部作業を行い、その作業者と別の従事者すなわち、一包化された薬剤が委託薬局から指示
通りに分包されていること及び分包紙へ印字等がなされていることの確認作業を行う薬剤師
（以下、「確認作業を行う薬剤師」と称する）を配置し、確認作業を行う。
・確認作業には一包化錠剤鑑査支援装置を用い、確認作業の補助とすること。一包化錠剤鑑査
支援装置は、画像のみならず何らかの判定情報を付加する機能、確認薬包の全包の画像を取
得・提示できる機能を有すること。
・ただし、最終の確認は確認作業を行う薬剤師が目視により行い、委託薬局から指示された通
りに一包化がなされていることを、保証しなければならない。
・受託薬局は、確認した記録はあらかじめ定めた手順書に従い、必要時に委託薬局に提供でき
るよう整えておくこと。確認作業においてミスが発見された場合には、再作業を行い、ミス
については記録に残すこと。
・受託薬局は、確認作業を行う薬剤師が行った確認作業について記録すること。確認作業の記
録の事例を以下に示す。
・作業完了品に関する以下の画像等の記録
・一包化日数、1 日当たりの包数がわかる、全分包包数がわかる外観の全体画像等
・分包紙の種類及び、圧着シール状態がわかる画像等
・以下の１包ごとの画像等
・1 日分の包装内容がわかる 1 日分画像等
・分包中の医薬品がわかる服用時点ごとの錠剤、カプセル、半錠、錠剤色調などが確認
できる画像
・分包紙への印字内容がわかる画像（必要により服用者を識別するための情報、医薬品
名、服用時点、印刷文字、色、服用時点毎の目印の状態等）
・一包化業務の一部に使用した医薬品に関する以下の情報
①医薬品名、②ロット番号（ロットを構成しない医薬品については製造番号又は製造記
号）、③使用の期限、④数量
・ミスが発見された場合の記録
・半錠等の分割を行った場合は、受託薬局は委託薬局に対して、錠剤が正しく半量になって
いることを確認できる情報として分割した医薬品の重量等の記録
・一包化の一部作業に使用したすべての機器の名称
・分包機や一包化錠剤鑑査支援装置等から出力された結果の記録
・確認作業実施者及び責任者の氏名
・確認作業実施日時
※委託薬局が遠隔で検品を実施する場合の情報の提供
受託薬局は、委託薬局が遠隔で作業完了品（受託薬局において一包化され、確認作業が完了
したものを称する）の検品を実施する場合に、作業完了品の写像やライブ映像等の画像（画像
等）を用いて、以下の情報を提供する。
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