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参考資料2_調剤業務における調製業務の一部外部委託における医療安全確保と適正実施のためガイドライン(暫定版)(令和4年度厚生労働科学研究 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス政策研究事業研究事業 「地域共生社会における薬剤師の対物・対人業務の充実に関する調査研究」報告書抜粋) (31 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36868.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬局・薬剤師の機能強化等に関する検討会(第1回 12/25)《厚生労働省》
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第 5 章 おわりに
薬剤師・薬局業務の DX 化や機械化に加え、昨今の新感染症への対応等により、医療提供体制は
急速に変化している。こうした変化に柔軟に対応し、地域住民に真に必要とされる医療を提供す
るためには、薬剤師の職能を深化・伸展することが必要である。特に、薬剤師・薬局の対物業務
の効率化と対人業務の充実は喫緊の課題である。本ガイドラインは、令和4年 7 月に厚生労働省
が公表した「薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループのとりまとめ」にお
ける対物業務の効率化の方向性を踏まえて作成した。本ガイドラインの作成にあたり、調剤業務
の外部委託を実施している諸外国のガイドラインや公開情報を参考にしたが、医療制度や医薬品
供給体制が異なる諸外国の取り組みをそのままの形で導入することは困難であった。そこで、多
方面の専門家のご協力を仰ぎ、本邦独自のガイドラインを作成した。研究班の議論では、医療安
全の観点から、外部委託で一包化された薬剤における調剤の監査及び患者への薬剤交付のプロセ
スに検討の余地があり、検証が必要であるとの意見がだされた。そこで、令和5年度に本ガイド
ラインを複数の地域で試行的に使用し、多角的に検証し、必要に応じて精緻化・改善する予定で
ある。
本ガイドラインが、薬局における対物業務の効率化・対人業務の充実を通して、医療の質を高
めることに寄与することを期待する。

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