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【資料2】精神保健医療福祉の現状等について (57 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000202961_00033.html
出典情報 精神保健医療福祉の今後の施策推進に関する検討会(第1回 5/20)《厚生労働省》
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入院者訪問支援事業(令和6年度以降)


精神科病院で入院治療を受けている者については、医療機関外の者との面会交流が特に途絶えやすくなることを踏まえ、
入院者のうち、家族等がいない市町村長同意による医療保護入院者等を中心として、面会交流の機会が少ない等の理由によ
り、第三者による支援が必要と考えられる者に対して、希望に応じて、傾聴や生活に関する相談、情報提供等を役割とした
訪問支援員を派遣するもの。
○ 実施主体は都道府県、政令指定都市(以下、「都道府県等」という。)

第三者である訪問支援員が、医療機関外
から入院中の患者を訪問し支援

精神科病院
【支援対象者】

※入院者の求めに応じて、都道府県等が派遣を調整

孤独感、
自尊心
の低下

誰かに相談し
たい、話を聞
いてほしい

【訪問支援員】
○ 都道府県知事が認めた研修を修了した者のうち、都
道府県知事が選任した者

(1)市町村長同意による医療保護入院者で
あって、本事業による支援を希望する者
(2)地域の実態等を踏まえ、(1)と同等
に支援が必要として都道府県知事が認め、
本事業による支援を希望する者

都道府県等による選任・派遣

面会交流、支援

傾聴、生活に関する
相談、情報提供 等

【精神科病院に入院する方々の状況】
医療機関外の者との面会交流が特に途絶
えやすく、
・孤独感や自尊心の低下
・日常的な困りごとを誰かに相談するこ
とが難しい、支援を受けたいが誰に相
談してよいかわからないといった悩み
を抱えることがある。

第三者による支援が必要

※2人一組で精神科

病院を訪問

○ 支援対象者からの求めに応じて、入院中の精神科病
院を訪問し、支援対象者の話を誠実かつ熱心に聞く(傾
聴)ほか、入院中の生活に関する相談や、支援対象者が
困りごとを解消したり、希望する支援を受けるためには
どうすれば良いのかを対象者に情報提供する。

【入院者訪問支援事業のねらい】
医療機関外の第三者が、支援対象者と会話を交わし、支援対象者
の話を傾聴することにより、様々な思いを受け止め、対象者が自ら
の力を発揮できるよう、対象者の立場に立って寄り添うもの。
(留意点)
・令和6年度より法定事業として位置づけ。(守秘義務等)
・訪問支援員について、特段の資格等は不要。※研修修了は義務
・訪問支援員が対象者に代わって対象者の困りごとを解決することや、
訪問支援員が医療・介護・障害福祉サービスの利用を調整したりサービ
スを自ら提供することは、本事業の支援として意図するものではない。

精神科病院に入院している支援対象者の自尊心低下、孤独感、日常の困りごと等の解消が期待される。
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