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資料2-1 令和5年度業務実績評価説明資料 (7 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42034.html |
出典情報 | 独立行政法人評価に関する有識者会議 労働WG(第56回 8/1)《厚生労働省》 |
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1-1-1 労働安全衛生施策の企画・立案に貢献する研究の推進
【プロジェクト研究】の一例
【行政要請研究】の一例
【協働研究】の一例
帯電防止技術の高度化による静電気着火
危険性低減に関する研究
ベリリウム化合物等の取扱作業者等のばく露
防止及び健康管理に関する研究
テールゲートリフターを用いた安全な荷役
作業のあり方に関する研究
静電気は危険性の可視化が難しく、対処が困難であ
る。対策としては製造工程や作業環境を見直すことに
より、危険性の低減が見込まれる。従来の対策を改良し、
新たな手法を加え、帯電防止技術を高度化するための
研究を実施した。
多くの産業分野で用いられているベリリウムのばく露状況及
びその健康への影響を調査した。ベリリウムばく露による肺障
害の解明及びその発症予防と早期発見のために、画像検査、血
液検査等を行い、その病態を調査するとともに、肺の診断に必
要な知見を確立するための研究を実施した。
貨物自動車の荷役作業で使われているテールゲート
リフターを起因とした労働災害は後を絶たない。また、
ロールボックスパレットを用いた際、昇降板からの墜
落・転落、パレットの下敷きなど重篤度の高い災害にな
ることが判明している。このため、テールゲートリフター
の構造要件(主にロールボックスパレットを対象とした
荷役)、その取扱いに当たり必要な安全対策等を講じる
ための研究を実施した。
得られた知見・成果
期待される成果
可燃性混合気に対する高帯電の危険性評価方法
確立等を実施した。粒体撹拌や輸送におけるアル
ゴンガス充填や容器内減圧の気体制御による摩
擦静電気の抑制技術を検証した。「可燃性粉体塗
料用静電ハンドスプレイ装置の安全に関する技術
指針」を策定・発行した。産業現場に普及しやすい
ハンディータイプの小型接地確認装置の開発・製
品化を実施した。
現在規制対象外である含有濃度3%以下のベリリウム合金
を扱う事業所におけるばく露状況や健康障害の実態を把握
することが可能となる。また、ベリリウム感作、CTによる健
康障害の早期評価の可能性、免疫学的知見等を網羅的に解
析することにより、今後のベリリウム取扱業務におけるばく
露防止対策や健康管理の見直しに貢献できる。
ベリリウム合金
を扱う事業所
労災病院
( 参考)小型接地確認装置
【研究の実施体制等の強化】
安衛研
参考)CT撮影例
( 参考 )ロ ール ボッ ク
スパレット転倒試験例
得られた知見・成果
「テールゲートリフターを
用いた安全な荷役作業の
あり 方に 関する研究」の
成果が、「貨物自動車の昇
降設備の設置、保護帽の
着用等に関する問答につ
いて(労働安全衛生規則
の一部を改正する省令
(令和5年厚生労働省令
第33号) 関係問答) )」
(事務連絡、令和5年8月
1日)で採用された。
○第 14 次労働災害防止計画を念頭に置いた転倒災害及び腰痛の防止に向けた取り組み
● 「行動災害防止に関する研究体制強化のための検討会」を設立し、転倒・腰痛に関する研究を行っている研究者及び関連団
体等のリストを取りまとめるとともに、各研究者が行っている研究活動を共有する機会を設けた。検討会には厚生労働省労働
基準局安全衛生部安全課、労働衛生課の担当者もオブザーバー参加。本検討会の構成員に令和6年度厚生労働科学研究費課
題(腰痛関連)の公募を紹介し、複数の研究機関の研究者における研究チームを立ち上げ応募した結果、一題が採用された。
● 第 14 次労働災害防止計画を踏まえ、令和5年度から新たに転倒災害及び腰痛の防止に重点を置いた行政要請研究1課題
「高年齢労働者に係る死亡災害の発生要因と傾向の分析」、協働研究1課題「小売業と社会福祉施設における転倒防止」の研
究を開始した。
労働災害の推移
作業行動に起因する災害の割合
5
6
【プロジェクト研究】の一例
【行政要請研究】の一例
【協働研究】の一例
帯電防止技術の高度化による静電気着火
危険性低減に関する研究
ベリリウム化合物等の取扱作業者等のばく露
防止及び健康管理に関する研究
テールゲートリフターを用いた安全な荷役
作業のあり方に関する研究
静電気は危険性の可視化が難しく、対処が困難であ
る。対策としては製造工程や作業環境を見直すことに
より、危険性の低減が見込まれる。従来の対策を改良し、
新たな手法を加え、帯電防止技術を高度化するための
研究を実施した。
多くの産業分野で用いられているベリリウムのばく露状況及
びその健康への影響を調査した。ベリリウムばく露による肺障
害の解明及びその発症予防と早期発見のために、画像検査、血
液検査等を行い、その病態を調査するとともに、肺の診断に必
要な知見を確立するための研究を実施した。
貨物自動車の荷役作業で使われているテールゲート
リフターを起因とした労働災害は後を絶たない。また、
ロールボックスパレットを用いた際、昇降板からの墜
落・転落、パレットの下敷きなど重篤度の高い災害にな
ることが判明している。このため、テールゲートリフター
の構造要件(主にロールボックスパレットを対象とした
荷役)、その取扱いに当たり必要な安全対策等を講じる
ための研究を実施した。
得られた知見・成果
期待される成果
可燃性混合気に対する高帯電の危険性評価方法
確立等を実施した。粒体撹拌や輸送におけるアル
ゴンガス充填や容器内減圧の気体制御による摩
擦静電気の抑制技術を検証した。「可燃性粉体塗
料用静電ハンドスプレイ装置の安全に関する技術
指針」を策定・発行した。産業現場に普及しやすい
ハンディータイプの小型接地確認装置の開発・製
品化を実施した。
現在規制対象外である含有濃度3%以下のベリリウム合金
を扱う事業所におけるばく露状況や健康障害の実態を把握
することが可能となる。また、ベリリウム感作、CTによる健
康障害の早期評価の可能性、免疫学的知見等を網羅的に解
析することにより、今後のベリリウム取扱業務におけるばく
露防止対策や健康管理の見直しに貢献できる。
ベリリウム合金
を扱う事業所
労災病院
( 参考)小型接地確認装置
【研究の実施体制等の強化】
安衛研
参考)CT撮影例
( 参考 )ロ ール ボッ ク
スパレット転倒試験例
得られた知見・成果
「テールゲートリフターを
用いた安全な荷役作業の
あり 方に 関する研究」の
成果が、「貨物自動車の昇
降設備の設置、保護帽の
着用等に関する問答につ
いて(労働安全衛生規則
の一部を改正する省令
(令和5年厚生労働省令
第33号) 関係問答) )」
(事務連絡、令和5年8月
1日)で採用された。
○第 14 次労働災害防止計画を念頭に置いた転倒災害及び腰痛の防止に向けた取り組み
● 「行動災害防止に関する研究体制強化のための検討会」を設立し、転倒・腰痛に関する研究を行っている研究者及び関連団
体等のリストを取りまとめるとともに、各研究者が行っている研究活動を共有する機会を設けた。検討会には厚生労働省労働
基準局安全衛生部安全課、労働衛生課の担当者もオブザーバー参加。本検討会の構成員に令和6年度厚生労働科学研究費課
題(腰痛関連)の公募を紹介し、複数の研究機関の研究者における研究チームを立ち上げ応募した結果、一題が採用された。
● 第 14 次労働災害防止計画を踏まえ、令和5年度から新たに転倒災害及び腰痛の防止に重点を置いた行政要請研究1課題
「高年齢労働者に係る死亡災害の発生要因と傾向の分析」、協働研究1課題「小売業と社会福祉施設における転倒防止」の研
究を開始した。
労働災害の推移
作業行動に起因する災害の割合
5
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