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資  料 4   令和6年度第1回献血推進調査会の概要について (123 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42777.html
出典情報 薬事審議会 血液事業部会 安全技術調査会(令和6年度第1回 8/30)、運営委員会(第2回 8/30)(合同会議)《厚生労働省》
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・高校献血への学校側の抵抗感
・学校での献血協力について、養護教諭を含めた先生方の献血に対する考え方によっ
て、献血の受け入れが難しい場合がある。生徒のみならず、学校教諭への献血思想普及
啓発も重要と考える。
・当県では若年層対策として、質問6のような広報関係の事業を主に展開しているが、
学生に対する直接的な啓発活動が少ないことから、新たな取り組みについて検討してい
る。(例:学校における啓発機会・献血バスの受入等)
・若年層(特に高校生)に対する啓発については、学校等における献血セミナーの実施
が有効とされるが、実際の高等学校における献血セミナーを見学したところ、現在のセ
ミナーの内容は、献血の制度や血液製剤の使われ方、赤十字の活動内容(現状に関する
説明)が中心になっていると感じられた。
・しかし、現行の高等学校学習指導要領の方向性として、生徒たちに「自ら考える力」
を身に着けることが重視されていることから、献血セミナーの内容についても、生徒が
献血の必要性について「自分事」として考え、成長する機会となることが重要と考え
る。
・そこで、献血の制度や血液製剤の使われ方(現状に関する説明)だけでなく、献血協
力者の減少や人口動態から推定される 10 年後・20 年後の状況(将来に関する説明。
「このままではどうなるか?」という視点)にも触れていただき、生徒に「このままで
よいのか?」「よくないとしたら、自分たちにどのようなことができるのか?」等を考
え、議論する契機となるようなセミナー内容となるよう、セミナーの実施主体である日
本赤十字社等と協議をお願いしたい。
・また、セミナーの内容の検討にあたっては、文部科学省等の教育委員会関係機関とも
連携・調整し、現場の学校長や保健教諭等が受け入れられる内容となるよう、十分な調
整を行っていただきたい。
・若年層(学生)の献血啓発については、指導者側(大人)も献血の経験がない方が多
く、献血に馴染みがない方が多いという問題がある。
・全国的なキャンペーンの実施時期には、若年層に人気のある芸能人、スポーツ選手、
アニメなどを活用し、テレビやSNS等で効果的な啓発をお願いしたい。
・学校献血を受け入れて頂ける学校が少ない(特に私立学校)
・本県が高校生を対象としたアンケートによると、著名人(インフルエンサー等)やエ
ンタメコンテンツとのコラボが効果的との意見が多かった。ただ一自治体や一血液セン
ターではなかなか実現は難しいため、国において積極的に動いていただければと考え
る。
・少子化に伴い、若年層の献血者数の減少が続いている。ご協力いただける方には複数
回献血をお願いできるが、献血は痛みや多少の健康不良を伴う可能性のあるものであ
り、新たな献血者の獲得は今後も苦慮すると思われる。
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