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高齢社会対策大綱(令和6年9月13日閣議決定) (22 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kourei/measure/taikou/r06/hon-index.html
出典情報 高齢社会対策大綱(9/13)《内閣府》
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向上の観点を含めた高齢のがん患者に適した治療法等を確立する研究、迅速
な社会実装に向けた研究開発等を推進する。

(6)

人生の最終段階における医療・ケアの体制整備
人生の最終段階における医療・ケアについては、医師等の医療従事者から

適切な情報の提供と説明がなされた上で、これに基づいて医療・ケアを受け
る本人が多専門職種の医療・介護従事者から構成される医療・ケアチームと
十分な話し合いを行い、本人の意思決定を基本として行われることが重要で
ある。このため、本人が家族等や医療・ケアチームと事前に繰り返し話し合
うプロセスである ACP(アドバンス・ケア・プランニング)について、患者
の相談に適切に対応できる人材の育成等による体制整備を行うとともに、国
民向けの情報提供・普及啓発を推進する。

(7)

身寄りのない高齢者への支援
高齢期において、望まない孤独や社会的孤立に陥ることを防ぐため、地域

におけるインフォーマルな関係づくりが重要となることから、地方版孤独・
孤立対策官民連携プラットフォームの設置に向けた伴走支援等の実施や重
層的支援体制整備事業等の活用により、自治会や町会、スポーツ団体や NPO
等のボランティア団体等、地域の多様な団体が連携して支援する環境整備に
取り組み、日常生活での緩やかなつながりづくりや居場所づくりを推進する。
地域の関係機関が身寄りのない高齢者を円滑に支援するためのガイドラ
インの作成や相互のネットワークの構築等について、都道府県・市区町村に
おける取組事例を収集し、情報提供を行うこと等により促進する。
身寄りのない高齢者等の相談を受け止め、地域の社会資源を組み合わせた
包括的支援のマネジメント等を行うコーディネーターを配置した窓口の整
備を図る取組や、十分な資力がないなど民間事業者による支援を受けられな
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