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高齢社会対策大綱(令和6年9月13日閣議決定) (24 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kourei/measure/taikou/r06/hon-index.html
出典情報 高齢社会対策大綱(9/13)《内閣府》
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加齢に伴う心身の変化の中でも、地域とのつながりを持ち、それぞれの希
望や状況に応じた活躍を実現するためには、医療現場等から患者等を地域の
社会資源やコミュニティ資源へつなぐ取組も重要となる。このため、フレイ
ルや認知症等を含む高齢者医療(老年医学)と、患者の身体面、心理面、家
族や生活環境全体に配慮しながら医療を提供する全人的医療を行うプライ
マリ・ケア等の地域医療について、医療関係者が学ぶ機会の充実に取り組む
とともに、
「医学教育モデル・コア・カリキュラム(令和4年度改訂版)」
(令
和4年 11 月7日モデル・コア・カリキュラム改訂に関する連絡調整委員会
決定)を踏まえ、引き続き、医学部における教育での学びの充実を図る。ま
た、患者等を地域資源(博物館、美術館、自然公園等の文化資本を含む。)に
つなぐ取組について、医療・福祉関係者の理解の促進や連携強化を図る。患
者等にとって、こうした取組が自身のウェルビーイングの向上に資するもの
であるということについて周知啓発を図る。
高齢者を含めた地域住民を支援するソーシャルワーカー等の専門職に対
して、様々なニーズに応じて利用可能な制度・施策等についての周知を行う。
住民の身近な相談相手である民生委員について、居住要件の緩和に関する
検討を行うとともに、既存の町会・自治会等の推薦に加えて自己推薦を導入
するなど、市区町村における地域の実情に応じた多様な選定方法を推進する
ことにより、幅広い世代からの担い手の確保を図る。
地域における高齢者の支え手のやりがいを確保する観点や介護職員の働
く環境改善を推進する観点から、介護や認知症の人への支援の分野で活躍す
る NPO 等や職員の働きやすい職場環境づくりに尽力した事業者等の功績を
評価し、周知する取組を図る。

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加齢による難聴等への対応
難聴は生活や社会参加の範囲を狭め、フレイルや認知症等のリスクを高め
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