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05【資料3】新型コロナワクチンの接種について (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25379.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第32回 4/27)《厚生労働省》
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2.本日の論点:【1】オミクロン株に対する新型コロナワクチンの有効性について
(1)オミクロン株に対する3回目接種の有効性

新型コロナワクチンの既感染者におけるオミクロン株に対する入院予防効果
オミクロン株流行期において、18歳以上の新型コロナウイルス既感染者に対し、 新型コロナワクチン接種により2回
接種で34.6%、追加接種で67.6%の入院予防効果が認められた。
Plumb et al1(MMWR, 2022)
研究内容:米国で154のヘルスケア組織からの電子診療記録情報が
集積されているCosmosのデータを用いて、2021年6月20日ー
2022年2月24日の期間に新型コロナウイルス感染症様の症状で入
院した者で、入院90日より前に新型コロナウイルス感染症の既往※
1があった18歳以上の者を対象として行われたテストネガティブデ
ザインの症例対照研究。新型コロナ陽性入院群(症例群)と1:2で
マッチング※2された新型コロナ陰性入院群(対照群)で新型コロ
ナワクチン接種状態別(未接種、1回接種済、2回接種済、追加接
種済※3)に入院予防効果を評価した。

オミクロン株流行期における18歳以上の既感染者に
対する新型コロナワクチン接種による入院予防効果

結果:症例群3,761人、対照群7,522人が解析された。オミクロン
株流行期(2021年12月19日ー2022年2月24日)に入院した患者
における、ワクチン2回接種、追加接種による入院予防効果は下記
の通り報告されている。
 2回接種:34.6% [95%CI:25.5ー42.5]
 追加接種:67.6% [61.4ー72.8]
著者らは、既感染の18歳以上にもワクチンによる入院予防効果は
認められ、追加接種後にその効果が最大であったと述べている。

※1 入院10日前から3日後までの13日間に新型コロナウイルスの核酸増幅検査を行った患者が対象。その検査日から90日より前の新型コロナウイルス感染症のコード、もしくは陽性検査結果の登録を
新型コロナウイルス感染症の既往と定義している。
※2 2週間幅での入院時期、10歳幅での年齢区分、居住地によりマッチング。
※3 1回、2回、追加いずれの接種も接種から14日以上経過した時点でそれぞれの群に組み入れられた。
1. Plumb ID, Feldstein LR, Barkley E, et al. Effectiveness of COVID-19 mRNA Vaccination in Preventing COVID-19–Associated Hospitalization Among Adults with Previous SARS-CoV-2 19
Infection — United States, June 2021–February 2022. MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2022;71:549-555.

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