よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


05【資料3】新型コロナワクチンの接種について (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25379.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第32回 4/27)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

2.本日の論点:【1】オミクロン株に対する新型コロナワクチンの有効性について
まとめ

⃝ 現時点までに得られている、オミクロン株に対する新型コロナワクチンの有効性を整理すると、以下の通り。

(18歳以上の者におけるオミクロン株に対する初回シリーズ・3回目接種)


オミクロン株に対する1、2回目接種による感染予防効果は、デルタ株と比較して低く、2回目接種後経時的に
低下するものの、3回目接種により一時的に2回目接種後の数字以上に回復することが示唆されている。




3回目接種後2週-2か月後は71.6%と回復するが、2か月以降には47.4%まで低下

オミクロン株に対する1、2回目接種による発症予防効果は、デルタ株と比較して低く、2回目接種後経時的に
低下するものの、3回目接種により一時的に2回目接種後の数字まで回復することが示唆されている。




3回目追加接種2-4週後は60-75%と回復するものの、20週後以降はほぼ効果が見られなかった。

オミクロン株に対する1、2回目接種による入院予防効果は、デルタ株と比較して一定程度低く、2回目接種後
経時的に低下するものの、発症予防効果と比較すると保たれており、さらに3回目接種により2回目接種後の数

字まで回復することが示唆されている。


3回目接種後15週以降の入院予防効果は18-64歳で67.4%-75.9%、65歳以上で85.3%-86.8%との報告があ
るが、長期的な入院予防効果の推移は明らかではない。

(5-11歳の者におけるオミクロン株に対する初回シリーズの接種)



5-11歳について、オミクロン株に対する初回シリーズの接種による感染予防効果は限定的である。




2回目接種から14-82日経過後の感染予防効果は31%

5-11歳について、オミクロン株に対する初回シリーズの接種による一定の入院予防効果が確認されている。


2回接種完了後の入院予防効果は68% (調査期間中央値:34日)

23