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05【資料3】新型コロナワクチンの接種について (50 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25379.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第32回 4/27)《厚生労働省》 |
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2.本日の論点:【3】新型コロナワクチンの4回目接種について
まとめ
1.オミクロン株に対する3回目接種の効果の持続期間について
• 3回目接種後の重症化予防効果の長期的な推移は未だ明らかではないものの、感染予防効果、発症予防効果は経時的に低
下することが明らかとなっている。
2.4回目接種の有効性、安全性について
• 査読済み論文がいまだ限定的であるが、オミクロン株流行下において、60歳以上の者におけるファイザー社ワクチンの
(4回目未接種者に対する)4回目接種の重症化予防効果は6週間減衰しなかったと報告されており、死亡予防効果が得
られることを示唆する研究報告もある。一方、感染予防効果は短期間しか持続しなかったと報告されている。
• 未査読の報告ではあるが、18歳以上を対象とした臨床研究により、4回目接種後により、大多数の被験者に軽度の全身又
は局所反応が誘発されたものの、重大な副反応は認めなかったとの報告がある。
3.国内外の動向について
• 4回目接種を推奨している国は増加しているが、多くの国では対象者を高い年齢層等の重症化リスクの高い者に限定して
いる。
• 国内において、薬事・食品衛生審議会で有効性・安全性を検討した結果、4月26日に添付文書の改訂が行われ、ベネ
フィットとリスクを考慮した上で、高齢者等において、ファイザー社ワクチン、モデルナ社ワクチンを用いて3回目接種
から5か月以上の接種間隔をあけて4回目接種を判断することができるとされた。
事務局案
⃝ 足下でオミクロン株の感染が収束しない中で、今後の再拡大も念頭におきつつ、3回目接種後のワクチンの有効性の持続期
間や、現時点までに得られている4回目接種の有効性・安全性に関する知見、諸外国における対応状況等を踏まえ、新型コ
ロナウイルス感染症にかかった場合の重症化予防を目的として、4回目接種を特例臨時接種として位置づけてはどうか。
⃝ 使用するワクチンは、ファイザー社及びモデルナ社ワクチンとしてはどうか。(他のワクチンについては、科学的知見を踏
まえ引き続き検討)
50
まとめ
1.オミクロン株に対する3回目接種の効果の持続期間について
• 3回目接種後の重症化予防効果の長期的な推移は未だ明らかではないものの、感染予防効果、発症予防効果は経時的に低
下することが明らかとなっている。
2.4回目接種の有効性、安全性について
• 査読済み論文がいまだ限定的であるが、オミクロン株流行下において、60歳以上の者におけるファイザー社ワクチンの
(4回目未接種者に対する)4回目接種の重症化予防効果は6週間減衰しなかったと報告されており、死亡予防効果が得
られることを示唆する研究報告もある。一方、感染予防効果は短期間しか持続しなかったと報告されている。
• 未査読の報告ではあるが、18歳以上を対象とした臨床研究により、4回目接種後により、大多数の被験者に軽度の全身又
は局所反応が誘発されたものの、重大な副反応は認めなかったとの報告がある。
3.国内外の動向について
• 4回目接種を推奨している国は増加しているが、多くの国では対象者を高い年齢層等の重症化リスクの高い者に限定して
いる。
• 国内において、薬事・食品衛生審議会で有効性・安全性を検討した結果、4月26日に添付文書の改訂が行われ、ベネ
フィットとリスクを考慮した上で、高齢者等において、ファイザー社ワクチン、モデルナ社ワクチンを用いて3回目接種
から5か月以上の接種間隔をあけて4回目接種を判断することができるとされた。
事務局案
⃝ 足下でオミクロン株の感染が収束しない中で、今後の再拡大も念頭におきつつ、3回目接種後のワクチンの有効性の持続期
間や、現時点までに得られている4回目接種の有効性・安全性に関する知見、諸外国における対応状況等を踏まえ、新型コ
ロナウイルス感染症にかかった場合の重症化予防を目的として、4回目接種を特例臨時接種として位置づけてはどうか。
⃝ 使用するワクチンは、ファイザー社及びモデルナ社ワクチンとしてはどうか。(他のワクチンについては、科学的知見を踏
まえ引き続き検討)
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