05【資料3】新型コロナワクチンの接種について (21 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25379.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第32回 4/27)《厚生労働省》 |
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(2)その他
第31回厚生科学審議会予防接種・ワクチン
分科会(令和4年3月24日)提出資料
新型コロナワクチンの5ー15歳におけるオミクロン株に対する感染予防効果
ファイザー社ワクチン2回接種後のオミクロン株に対する感染予防効果は、5ー11歳において2回目接種から14ー82
日経過後で31%、12ー15歳において2回目接種から14ー149日経過後で59%と報告されている。
Fowlkes et al1(MMWR, 2022)
5ー15歳児におけるファイザー社ワクチンの
感染予防効果(2021年7月ー2022年2月)
研究内容:米国4州で2021年7月に開始した、6か月ー17歳における新
型コロナウイルス感染を前向きに追跡するPROTECTコホートを対象に、
2021年7月25日ー2022年2月12日の期間中※1、症状の有無に関わら
ず週1回の新型コロナウイルス感染症検査を行い、ファイザー社ワクチ
ン2回接種群と未接種群を比較して感染率と症状の特徴を検討した前向
きコホート研究。
結果:5ー11歳児1,052名、12ー15歳児312名が解析された。ファイザー
社ワクチン2回接種後のオミクロン株に対する感染予防効果は以下の通
り報告されている※2。
5ー11歳:2回目接種から14ー82日経過後で31% [95%CI:9ー48]
12ー15歳:2回目接種から14ー149日経過後で59% [22ー79]
また、ファイザー社ワクチン2回接種群と未接種群を比較し、オミクロ
ン株感染時に症状のため臥床している日数が0.6日 [0.1ー1.1]減少した
と報告されている。
著者らは、ファイザー社ワクチンの2回接種は無症状も有症状も含めた
オミクロン株への5-15歳児の感染を予防するために有効であり、適応
のある小児はワクチンを推奨通りに接種すべきであると報告している。
5ー15歳児におけるファイザー社ワクチンの
症状の特徴比較(2021年7月ー2022年2月)
※1 12ー15歳児は7月25日から週1回の積極的検査を開始し、追加接種の適応となる児については追加接種が承認された2022年1月5日で追跡を終了した。5ー11歳児におけるオミクロン株へ
の効果を解析するモデルでは、ファイザー社ワクチン接種が推奨された2021年11月2日の6週間後(12月14日)より解析を開始し、2022年2月12日まで追跡した。
※2 社会背景因子、健康情報、社会的接触の頻度、マスクの使用、地域のウイルス蔓延の因子で調整を行った。
1. Fowlkes AL, et al. Effectiveness of 2-Dose BNT162b2 (Pfizer BioNTech) mRNA Vaccine in Preventing SARS-CoV-2 Infection Among Children Aged 5–11 Years and Adolescents
Aged 12–15 Years — PROTECT Cohort, July 2021–February 2022. MMWR Morb Mortal Wkly Rep. ePub: 11 March 2022.
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