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資料1-2-8診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》
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6) 統合失調症、うつ病などの精神疾患
7) 発達障害
(6)臨床診断:(1)(2)(3)(4)(5)の全てを満たすもの。
注1)高齢での発症が少ないところから、発症年齢 65 歳以下を対象とする。
注2)画像読影レポート又はそれと同内容の文書の写し(判読医の氏名の記載されたもの)を添付すること。なお、
画像検査所見及び除外診断については、別表を参考に鑑別を行う。

<参考>
注3)行動障害は目立っても、幻覚や妄想を呈する例はまれであることに留意する。
注4)神経心理学的検査の評価に当たっては、真面目に取り組んでいるかなど受検態度も考慮する。また、心理
検査中に答えがわからなくても、取り繕ったり言い訳をしたりしないことにも留意する。
a) 例:万引きや交通違反を繰り返し、指摘されても悪びれることなくあっけらかんとしている。
例:葬儀の場で食事を先に食べ始めたり、通夜で先に寝てしまうなど、周囲への配慮がみられず、場にそぐ
わない失礼な行動が見られる。
なお、アルツハイマー病等でみられる易怒性を脱抑制と混同しないように注意する。
b) 発症初期には、A、D、E などの他の行動障害と併存している。
c) 例:風邪で寝込んでいる妻に対して、いつも通りに平然と食事を要求する。
d) 例:同じコースを散歩する、同じ食事のメニューに固執する、時刻表的な生活パターンを過ごすなど
e) 例:アイスクリームや饅頭を何個も食べる、ご飯に醤油や塩をかける、珈琲に何杯も砂糖を入れるなど

2.意味性認知症
(1)必須項目 a):次の2つの中核症状の両者を満たし、それらにより日常生活が阻害されている。
A.物品呼称の障害
B.単語理解の障害
(2)以下の4つのうち少なくとも3つを認める。
A.対象物に対する知識の障害 b)(特に低頻度/低親密性のもので顕著)
B.表層性失読・失書 c)
C.復唱は保たれる。流暢性の発語を呈する。
D.発話(文法や自発語)は保たれる
(3) 高齢で発症する例も存在するが、70 歳以上で発症する例は稀である注 1)。

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