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資料1-2-15診断基準等のアップデート案(第49回指定難病検討委員会資料) (9 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25626.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 疾病対策部会指定難病検討委員会(第49回 5/16)《厚生労働省》 |
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<診断基準>
Definite を対象とする。
軟骨無形成症の診断基準
A.症状
1.近位肢節により強い四肢短縮型の著しい低身長
(-3SD 以下の低身長、指極/身長<0.96 の四肢短縮)
2.特徴的な顔貌(頭蓋が相対的に大きい、前額部の突出、鼻根部の陥凹、顔面正中部の
低形成、下顎が相対的に突出) :頭囲>+1SD
3.三尖手(または三叉手)(手指を広げた時に典型的には中指と環指の間が広がる指)
B.検査所見
単純 X 線検査
1.四肢(正面) 管状骨は太く短い、長管骨の骨幹端は幅が広く不整で盃状変形(カッピング)、大腿
骨頸部の短縮、大腿骨近位部の帯状透亮像、大腿骨遠位骨端は特徴的な逆 V 字型、腓骨が脛骨
より長い(腓骨長/脛骨長>1.1、骨化が進行していないため乳幼児期には判定困難。) 。
2.脊椎(正面、側面) 腰椎椎弓根間距離の狭小化(椎弓根間距離 L4/L1<1.0)(乳児期には目立た
ない)、腰椎椎体後方の陥凹。
3.骨盤 (正面) 坐骨切痕の狭小化、腸骨翼は低形成で方形あるいは円形、臼蓋は水平、小骨盤腔
はシャンパングラス様。
4.頭部(正面、側面) 頭蓋底の短縮、顔面骨低形成。
5.手(正面) 三尖手(または三叉手)、管状骨は太く短い。
C.鑑別診断
以下の疾患を鑑別する。
骨系統疾患(軟骨低形成症、変容性骨異形成症、偽性軟骨無形成症など。臨床症状、X 線所見で鑑
別し、鑑別困難な場合、遺伝子診断を行う。)
D.遺伝学的検査
線維芽細胞増殖因子受容体3型(FGFR3)遺伝子の G380R 変異を認める。
<診断のカテゴリー>
Definite:Aのうち3項目+(18 歳以上では 1.と 2.の 2 項目)を満たし、かつBのうち5項目全て(18 歳以
上では 1~4.の 4 項目)を満たしCの鑑別すべき疾患を除外したもの。
または、Probable、Possible のうち D を満たしたもの。
Probable:Aのうち2項目以上+、を満たし、かつBのうち3項目以上を満たしCの鑑別すべき疾患を除外
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Definite を対象とする。
軟骨無形成症の診断基準
A.症状
1.近位肢節により強い四肢短縮型の著しい低身長
(-3SD 以下の低身長、指極/身長<0.96 の四肢短縮)
2.特徴的な顔貌(頭蓋が相対的に大きい、前額部の突出、鼻根部の陥凹、顔面正中部の
低形成、下顎が相対的に突出) :頭囲>+1SD
3.三尖手(または三叉手)(手指を広げた時に典型的には中指と環指の間が広がる指)
B.検査所見
単純 X 線検査
1.四肢(正面) 管状骨は太く短い、長管骨の骨幹端は幅が広く不整で盃状変形(カッピング)、大腿
骨頸部の短縮、大腿骨近位部の帯状透亮像、大腿骨遠位骨端は特徴的な逆 V 字型、腓骨が脛骨
より長い(腓骨長/脛骨長>1.1、骨化が進行していないため乳幼児期には判定困難。) 。
2.脊椎(正面、側面) 腰椎椎弓根間距離の狭小化(椎弓根間距離 L4/L1<1.0)(乳児期には目立た
ない)、腰椎椎体後方の陥凹。
3.骨盤 (正面) 坐骨切痕の狭小化、腸骨翼は低形成で方形あるいは円形、臼蓋は水平、小骨盤腔
はシャンパングラス様。
4.頭部(正面、側面) 頭蓋底の短縮、顔面骨低形成。
5.手(正面) 三尖手(または三叉手)、管状骨は太く短い。
C.鑑別診断
以下の疾患を鑑別する。
骨系統疾患(軟骨低形成症、変容性骨異形成症、偽性軟骨無形成症など。臨床症状、X 線所見で鑑
別し、鑑別困難な場合、遺伝子診断を行う。)
D.遺伝学的検査
線維芽細胞増殖因子受容体3型(FGFR3)遺伝子の G380R 変異を認める。
<診断のカテゴリー>
Definite:Aのうち3項目+(18 歳以上では 1.と 2.の 2 項目)を満たし、かつBのうち5項目全て(18 歳以
上では 1~4.の 4 項目)を満たしCの鑑別すべき疾患を除外したもの。
または、Probable、Possible のうち D を満たしたもの。
Probable:Aのうち2項目以上+、を満たし、かつBのうち3項目以上を満たしCの鑑別すべき疾患を除外
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