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参考資料3 薬学教育モデル・コア・カリキュラム(素案) (専門研究委員会(第2回)令和4年3月7日 資料2) (26 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/117/siryo/mext_00002.html |
出典情報 | 薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に関する専門研究委員会(第3回 5/30)《文部科学省》 |
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C-3、C-4、C-5【有機化学・医薬品化学・天然物化学・生薬学】
<ねらい>
多くの医薬品、それが作用する生体の主要成分ともに有機化合物である。医薬品と生体分子の
原子レベルでの相互作用を考えるためには、有機化学の基礎的知識が必須である。医薬品の作用
機構を分子レベルで考え、本学習内容が他領域を学習するために重要な基礎的役割を担っている
ことを認識し、薬学の中で医薬品化学が果たす役割と、他の領域・学問とどのような関連がある
のかを理解し、医薬品化学を学習することでどのようなことに応用できるかを学習する。
また、自然から産み出される薬物は、古来より医薬品として利用されてきただけでなく、現在
においても臨床で用いられる医薬品として重要な位置を占めている。また、これらは漢方薬の成
分としても重要である。薬学の中で天然物化学・生薬学が果たす役割と、他の領域・学問とどの
ような関連があるのかを理解し、天然物化学・生薬学を学習することでどのようなことに応用で
きるかを整理する。
<評価の指針>
1.薬学を理解するための基礎となる知識・技術について、科学的論拠に立脚して説明する。
2.「C 科学的根幹としての基礎薬学」で学習する内容について、薬剤師が扱う薬学の中での位置
づけ及び関連する他の大項目・中項目について説明する。
3.医薬品を適正に取り扱うための基本的事項として、臨床で使用される医薬品が開発された背
景(物質を対象とした基礎科学)を説明する。
4.医薬品の体内での主作用・副作用・動態などを理解するための基本的事項として、化学物質
を含む医薬品の化学的特徴と生体との反応を説明する。
5.薬剤師業務で取り扱われる試験法や解析について、科学的な理解に基づいて的確に利用でき
る。
C-3 薬学の中の有機化学
C-3-1 物質の基本的性質
<ねらい>
医薬品の性質を類推できるようにするためには、化学構造式に基づいて医薬品を物質として捉
えることが必須である。有機化合物の名前、構造、基本的な化学的性質等を関連付けて体系的に
習得するとともに、有機化学反応の基本的事項を学習し、物質としての医薬品の性質と作用を説
明するための基盤的能力を涵養する。
「他領域・項目とのつながり」
この小項目を学ぶために関連の強い項目
「C-1 化学物質の物理化学的性質(C-1-1 化学結合と化学物質・タンパク質間相互作用、C1-3 エネルギーと熱力学)」、
この小項目を学んだ後につなげる項目
「C-3 薬学の中の有機化学(C-3-2 有機化合物の立体化学、C-3-3 有機化合物の基本構造と
反応性、C-3-4 有機化合物の特性に基づく構造解析、C-3-5 無機化合物・錯体)」
、「C-4 薬
学の中の医薬品化学(C-4-1 官能基の性質、C-4-2 生体分子とその反応、C-4-3 標的分子と
その相互作用、C-4-5 代表的疾患の治療薬とその作用機序)」
<学習目標>
26
<ねらい>
多くの医薬品、それが作用する生体の主要成分ともに有機化合物である。医薬品と生体分子の
原子レベルでの相互作用を考えるためには、有機化学の基礎的知識が必須である。医薬品の作用
機構を分子レベルで考え、本学習内容が他領域を学習するために重要な基礎的役割を担っている
ことを認識し、薬学の中で医薬品化学が果たす役割と、他の領域・学問とどのような関連がある
のかを理解し、医薬品化学を学習することでどのようなことに応用できるかを学習する。
また、自然から産み出される薬物は、古来より医薬品として利用されてきただけでなく、現在
においても臨床で用いられる医薬品として重要な位置を占めている。また、これらは漢方薬の成
分としても重要である。薬学の中で天然物化学・生薬学が果たす役割と、他の領域・学問とどの
ような関連があるのかを理解し、天然物化学・生薬学を学習することでどのようなことに応用で
きるかを整理する。
<評価の指針>
1.薬学を理解するための基礎となる知識・技術について、科学的論拠に立脚して説明する。
2.「C 科学的根幹としての基礎薬学」で学習する内容について、薬剤師が扱う薬学の中での位置
づけ及び関連する他の大項目・中項目について説明する。
3.医薬品を適正に取り扱うための基本的事項として、臨床で使用される医薬品が開発された背
景(物質を対象とした基礎科学)を説明する。
4.医薬品の体内での主作用・副作用・動態などを理解するための基本的事項として、化学物質
を含む医薬品の化学的特徴と生体との反応を説明する。
5.薬剤師業務で取り扱われる試験法や解析について、科学的な理解に基づいて的確に利用でき
る。
C-3 薬学の中の有機化学
C-3-1 物質の基本的性質
<ねらい>
医薬品の性質を類推できるようにするためには、化学構造式に基づいて医薬品を物質として捉
えることが必須である。有機化合物の名前、構造、基本的な化学的性質等を関連付けて体系的に
習得するとともに、有機化学反応の基本的事項を学習し、物質としての医薬品の性質と作用を説
明するための基盤的能力を涵養する。
「他領域・項目とのつながり」
この小項目を学ぶために関連の強い項目
「C-1 化学物質の物理化学的性質(C-1-1 化学結合と化学物質・タンパク質間相互作用、C1-3 エネルギーと熱力学)」、
この小項目を学んだ後につなげる項目
「C-3 薬学の中の有機化学(C-3-2 有機化合物の立体化学、C-3-3 有機化合物の基本構造と
反応性、C-3-4 有機化合物の特性に基づく構造解析、C-3-5 無機化合物・錯体)」
、「C-4 薬
学の中の医薬品化学(C-4-1 官能基の性質、C-4-2 生体分子とその反応、C-4-3 標的分子と
その相互作用、C-4-5 代表的疾患の治療薬とその作用機序)」
<学習目標>
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