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参考資料3 薬学教育モデル・コア・カリキュラム(素案) (専門研究委員会(第2回)令和4年3月7日 資料2) (83 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/117/siryo/mext_00002.html
出典情報 薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に関する専門研究委員会(第3回 5/30)《文部科学省》
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5)社会・集団及び医療現場におけるそれぞれの感染症について、社会情勢・国際的な動向も含
めて多角的に解析することによって、これらの予防における課題を発見・抽出し、その解決
に有効な予防法・予防策を立案・提言する。
6)社会・集団に対して、これらの課題とその有効な予防法・予防策について適切に情報提供を
行い、その方策の主導的な実施を図る。
7)ワクチン接種等、個々の感染症に対する予防法・予防策の運用を適切にコーディネートし、
副反応が生じた際に適切に対応する。
8)修得した知識・技能、有効な予防法・予防策を、人の健康に係る保健衛生上、公衆衛生上の
他の課題の解決に向けて応用する。
<学習事項> 例示
(1)感染症を引き起こす病原体(分類・感染経路・感染力、新興感染症・再興感染症等)
(2)感染症を引き起こす病原体の分析・同定
(3)感染症の発生・流行に関する社会的要因と社会的影響、国際的な動向
(4)感染症予防の三原則(感染源の排除、感染経路の遮断、健康・免疫の管理)
(5)感染症予防に有効なワクチン(種類・適用できる感染症・有効性・副反応、新規知見等)
(6)感染症予防に関する社会的影響・社会心理
(7)感染症予防における課題の発見・抽出
(8)感染症に対する適切な予防法・予防策の立案・提言と情報提供、適切な実施
(9)新規開発ワクチン、治療薬の有効性
<評価の指針 重点>
4、5、6

E-4-2 感染症の蔓延の防止・収束
<ねらい>
この小項目では、大項目B、C及びDで学習した感染症に関する基礎知識をもとに、感染症の
蔓延を適切に防止して感染を収束させることにより、健全な社会の維持に貢献するという視点
で学習を行う。感染症の蔓延とその収束に関する専門的な知識・技能を修得し、これらに基づ
いた解析による感染症の蔓延防止に係る課題の発見、その解決策の策定を行い、解決策の適切
な実施を図る。
「他領域・項目とのつながり」
この小項目を学ぶために関連の強い項目
「B 社会と薬学」、「C 科学的根幹としての基礎薬学」及び「D 臨床に繋がる医療薬学」
この小項目を学んだ後につなげる項目
「F-1 薬物治療の実践」、「F-2 医療マネジメント・医療安全の実践」、「F-3 地域医療・
公衆衛生への貢献」
<学習目標>
1)公衆衛生薬学の視点から、発生した感染症の背景・成因を解析し、説明する。
2)病原体の感染経路・感染力、発生源等に関する知見をもとに、発生状況と今後の推移に関す
る情報を疫学的に解析し、説明する。
3)感染症治療薬の種類・作用機序と有効な感染症・病原体、副作用等について、これまでの知
見や最新の科学的根拠に基づいて説明する。

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