この小項目では、食品衛生、食品安全に係る法制度を適切に運用し、食品に起因する健康被
害を防止することによって、健全な社会の維持に貢献するという視点で学習を行う。食品衛
生、食品安全に係る法制度に関する専門的な知識を修得し、これに基づいた解析による法制度
の運用上の課題の発見、その解決策の策定を行い、社会・集団に対して課題や適切な法制度運
用に関する情報提供を図る。
「他領域・項目とのつながり」
この小項目を学ぶために関連の強い項目
「B 社会と薬学」、「C 科学的根幹としての基礎薬学」及び「D 臨床に繋がる医療薬学
この小項目を学んだ後につなげる項目
「F-1 薬物治療の実践」、「F-2 医療マネジメント・医療安全の実践」、「F-3 地域医療・
公衆衛生への貢献」
＜学習目標＞
1）衛生薬学・公衆衛生薬学の視点から、食品衛生、食品安全に関する法制度の制定の背景と意
義、その運用と留意点について説明する。
2）食品衛生、食品安全に関する法制度について、社会情勢・国際的な動向も含めて多角的に解
析することによって、運用上の課題を発見・抽出し、関連法制度の適正かつ有効な運用方法
を立案・提言する。
3）社会・集団に対して、関連法制度の有効な運用方法について適切に情報提供を行う。
4）修得した知識・技能、法制度の適正かつ有効な運用法を、保健衛生、公衆衛生に係る他の法
制度において応用する。
＜学習事項＞ 例示
（1）食品衛生、食品安全に関する法制度（食品衛生法、食品安全基本法、食品表示法、HACCP支
援法等）の制定の背景・意義
（2）関連法制度の運用における留意点と課題の発見・抽出
（3）連法制度の適正かつ効果的な運用方法の立案・提言と社会・集団に対する情報提供
＜評価の指針 重点＞
2、5、6

E-3 人の健康をまもるための化学物質の管理と環境の保全
E-3-1 人の健康を脅かす化学物質とその管理
＜ねらい＞
この小項目では、大項目B、C及びDで学習した化学物質の人の健康に対する影響に関する基
礎知識をもとに、化学物質の適正な管理と使用、薬物乱用の防止、原因不明死の死因究明によ
り、健全な社会の維持に貢献するという視点で学習を行う。化学物質による健康被害、薬物乱
用、原因不明死に関する専門的な知識・技能を修得し、これに基づいた解析によるこれらの防
止に係る課題の発見、その解決策の策定を行い、解決策の適切な実施を図る。
「他領域・項目とのつながり」
この小項目を学ぶために関連の強い項目
「B 社会と薬学」、「C 科学的根幹としての基礎薬学」及び「D 臨床に繋がる医療薬学」
この小項目を学んだ後につなげる項目
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