＜学習目標＞
1）衛生薬学・公衆衛生薬学の視点から、社会・集団において起こる疾病や健康被害の背景や要
因を解析するための保健統計及び疫学的手法を習得し、これを的確に実施する。
2）社会情勢・国際的な動向も含めた多角的な保健統計及び疫学解析の結果に基づいて、社会・
集団における疾病や健康被害に係る保健衛生上、公衆衛生上の課題を発見・抽出し、その課
題に対する有効な解決策を立案・提言する。
3）社会・集団に対して、社会・集団における人の健康に係る保健衛生上、公衆衛生上の課題と
その解決策に関する情報提供（リスクコミュニケーション）を適切に実施する。
4）修得した知識・技能、課題解決に向けたプロセスを、人の健康に係る他の薬学的課題の解決
に向けて応用する。
＜学習事項＞ 例示
（1）健康と疾病の概念と変遷
（2）人の健康に影響を与える因子とこれに係る保健統計の意義と疫学的解析・リスク評価
（3）疫学における三要因と疾病予防における疫学の役割
（4）社会・集団における人の健康に係る課題の発見・抽出
（5）これらの課題に対する解決策の立案・提言と適切な実施
（6）社会・集団の健康の維持・増進におけるリスクコミュニケーションの意義・重要性
＜評価の指針
1、5、6

重点＞

E-1-2 社会的要因・環境要因によって起こる疾病の予防・防止
＜ねらい＞
この小項目では、大項目B、C及びDで学習した社会的要因・環境要因の人の健康に対する影
響に関する基礎知識をもとに、これらの要因によって起こる疾病や健康被害を適切に予防・防
止することにより、健全な社会の維持に貢献するという視点で学習を行う。社会的要因・環境
要因によって起こる疾病や健康被害に関する専門的な知識・技能を修得し、これに基づいた解
析によるこれらの予防・防止に係る課題の発見、その解決策の策定を行い、解決策の適切な実
施を図る。
「他領域・項目とのつながり」
この小項目を学ぶために関連の強い項目
「B 社会と薬学」、「C 科学的根幹としての基礎薬学」及び「D 臨床に繋がる医療薬学」
この小項目を学んだ後につなげる項目
「F-1 薬物治療の実践」、「F-2 医療マネジメント・医療安全の実践」、「F-3 地域医療・
公衆衛生への貢献」
＜学習目標＞
1）公衆衛生薬学の視点から、社会・集団において社会的要因・環境要因によって起こる疾病や
健康被害の背景・成因について解析し、説明する。
2）これらの疾病や健康被害に影響を与える因子について、社会情勢・国際的な動向も含めて多
角的に解析することによって、これらの予防・防止を図る上での課題を発見・抽出し、その
解決に有効な予防・防止策について立案・提言する。

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