1、5、6

E-2 食品の人の健康の維持・増進における機能と疾病予防における役割
E-2-1 食品に含まれる健康を維持・増進する栄養素及び疾病治療におけるその重要性
＜ねらい＞
この小項目では、大項目B、C及びDで学習した食品に含まれる栄養素や機能性食品に関する
基礎知識をもとに、食品や栄養素の適切な摂取管理により、健全な社会の維持に貢献するとい
う視点で学習を行う。食品や栄養素の適切な摂取による人の健康の維持・増進、疾病の予防・
治療に関する専門的な知識・技能を修得し、これに基づいた解析による食品や栄養素の摂取に
係る課題の発見、その解決策の策定を行い、解決策の適切な実施を図る。
「他領域・項目とのつながり」
この小項目を学ぶために関連の強い項目
「B 社会と薬学」、「C 科学的根幹としての基礎薬学」及び「D 臨床に繋がる医療薬学」
この小項目を学んだ後につなげる項目
「F-1 薬物治療の実践」、「F-2 医療マネジメント・医療安全の実践」、「F-3 地域医療・
公衆衛生への貢献」
＜学習目標＞
1）衛生薬学、公衆衛生薬学の視点から、食品や栄養素の健康の維持・増進における役割・機
能、これらの過不足によって起こる疾病とその予防について説明する。
2）生活習慣病等の疾病の予防や治療における食品や栄養素の摂取を適切に管理することの重要
性について説明する。
3）食品や栄養素の摂取による健康の維持・増進、疾病の予防・治療について、社会情勢・国際
的な動向も含めて多角的に解析することによって、適切に摂取をするための課題を発見・抽
出し、その解決に向けた有効な管理策について立案・提言する。
4）社会・集団に対して、これらの課題と有効な管理策について適切に情報提供を行い、その管
理策の主導的な実施を図る。
5）修得した知識・技能、有効な管理策を、人の健康に係る保健衛生上、公衆衛生上の他の課題
の解決に向けて応用する。
＜学習事項＞ 例示
（1）主な栄養素の栄養的価値と化学的特性、エネルギー代謝、体内動態（消化・吸収・代謝・
排泄）、栄養素の過不足によって起こる主な疾病
（2）機能性食品（特別用途食品、保健機能食品等）の機能と用途、疾病（生活習慣病等）の予
防・治療における役割
（3）薬物治療における食品や栄養素の適切な管理の意義
（4）薬物治療における栄養サポートチーム（NST）による食品や栄養素の摂取管理の意義
（5）食品や栄養素の摂取管理により健康の維持・増進を図る上での課題の発見・抽出
（6）課題解決に向けた食品や栄養素の摂取に関する有効な管理策の立案・提言と情報提供、適
切な実施
＜評価指標の指針
2、5、6

重点＞

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