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資料4-4   アセトアミノフェン (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00023.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第51回 6/8)《厚生労働省》
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(4)学会又は組織等の診療ガイドラインへの記載状況
<海外におけるガイドライン等>
1)Practice guidelines for acute pain management in the perioperative setting. An Updated Report
by the American Society of Anesthesiologists Task Force on Acute Pain Management. Anesthesiology
2 2012, Vol.116, 248-273.7)
ASA タスクフォースが 2004 年に発表した周術期急性疼痛管理のための診療ガイドライ
ン”Practice guidelines for acute pain management in the perioperative setting”の 2012 年改訂版。
本薬とモルヒネの IV-PCA との併用について、疼痛スコアとモルヒネ使用量に対する本薬
の効果ははっきりとしないとしながらも、本ガイドラインで強く推奨している多様式鎮痛
法のために、禁忌がない限り NSAIDs、COX-2 選択的阻害薬、又は本薬を定時投与すべき
との記載がある。
2)Management of Postoperative Pain: A Clinical Practice Guideline From the American Pain
Society, the American Society of Regional Anesthesia and Pain Medicine, and the American Society
of Anesthesiologists‘ Committee on Regional Anesthesia, Executive Committee, and Administrative
Council. J Pain. 2016 Feb;17:131-157.8)
米国疼痛学会(APS)の専門委員会が ASA の協力を得て作成し、米国区域麻酔疼痛学会
(ASRA)が承認した成人及び小児の術後疼痛管理のガイドライン。
鎮痛効果の向上とオピオイド使用量の節減が得られることを示した無作為化試験に基づ
き、作用機序が異なる複数の鎮痛法を併用する多様式鎮痛法の構成成分として本薬を投与
することが推奨されている。
ガイドライン作成委員会が纏めた計 55 個の推奨事項のうち、推奨事項 15 に本薬に関す
る記載がある。
推奨事項 15:禁忌がない限り、多様式鎮痛法の一環として成人及び小児患者に対し、本薬
及び/又は非ステロイド性抗炎症薬を投与するよう臨床医に対して推奨する(強く推奨、
高品質のエビデンスに基づく)

また、エビデンスと本ガイドライン作成委員会の合意に基づいて纏められた一般的な手
術で多様式鎮痛法のために用いる鎮痛薬として、提示されたすべての術式(開胸術、開腹
術、人工股関節置換術、人工膝関節置換術、脊椎固定術、帝王切開術、冠動脈バイパス手
術)において本薬投与が推奨されており、本薬の使用方法に関して、
「本薬は多様式鎮痛法
の一部を成す鎮痛薬として使用を推奨。静脈内投与と経口投与に明確な差はない。術後オ
ピオイドの使用量を減量させる。通常用量は 500~1000mg、6 時間間隔で経口又は静脈内
投与」との記載がある。
3)National Institute for Health and Clinical Excellence(NICE), National Collaborating Centre

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