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資料4-4   アセトアミノフェン (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00023.html
出典情報 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第51回 6/8)《厚生労働省》
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for Women's and Children's Health (NCC-WCH). Caesarean section. Clinical guideline (2011)12)
英国立医療技術評価機構(National Institute for Health and Clinical Excellence(以下、NICE)

の帝王切開術ガイドライン(2011 年改訂版)
。イングランド及びウェールズで使用されている。
10 章 帝王切開後の回復:軽度の帝王切開後疼痛に対しては本薬 1000mg を 4 回/日、中等
度の疼痛に対しては co-codamol 1~2 錠を 4 回/日、重度の疼痛に対しては co-codamol に
イブプロフェン 500mg を 2 回/日投与で併用すべきとされている[エビデンスレベル 3
(比較研究・相関研究・ケースコントロール研究・ケースシリーズのようなよくデザイ
ンされた非実験的記述研究)]。
推奨事項 112:帝王切開術を受けた女性には、術後疼痛管理のために以下の鎮痛薬を定時投
与するべきである[推奨グレード D(レベル 4 のエビデンスに直接的に基づくか、レベ
ル 1、2 又は 3 のエビデンスから推定されるもの)]



重度の疼痛には co-codamol+イブプロフェン



中等度の疼痛には co-codamol



軽度の疼痛には本薬

4)Caesarean birth NICE guideline Published: 31 March 202113)
NICE の帝王切開術ガイドライン(2021 年改訂版)。イングランド及びウェールズで使用
されている。
推奨事項 1.6.13:帝王切開出産後は本薬と、禁忌でない限り NSAID(イブプロフェンなど)
を併用することで、オピオイドの必要性を減らし、できるだけ早期に段階的に使用を中
止できるようにする。
推奨事項 1.6.14:帝王切開後で本薬では十分な鎮痛効果が得られない場合や、NSAIDs が服
用できない場合は、本薬にジヒドロコデインを追加するか、本薬の代わりに co-dydramol
への変更を検討する。
推奨事項 1.6.16:帝王切開後に本薬、ジヒドロコデイン、co-dydramol、NSAID を使用する
場合は、痛みを和らげるために必要なときだけでなく、定期的に服用するように処方す
ること。
5)The French Society of Anaesthesia and Intensive Care (Société française d’anesthésie et de
réanimation; Sfar). Expert panel guidelines (2008). Postoperative pain management in adults and
children. Annales Françaises d’Anesthésie et de Réanimation 28 (2009) 403-409.17)
フランス麻酔集中治療学会(SFAR)のガイドライン。
「6 章 非オピオイド鎮痛薬の使用
に関する利益と害」に本薬を多様式鎮痛法で使用する際の注意事項として、
「中等度~重度
疼痛と関連する手術では、モルヒネと併用する非オピオイド鎮痛薬は本薬一剤だけにはし
ないこと。経口投与が可能となった後は、静脈内投与するべきではない。
」との記載がある。
6)National Prescribing Service Limited. Acute postoperative pain management (2007) 18)

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