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資料4 シクロホスファミド水和物 (24 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00027.html |
| 出典情報 | 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議（第55回 5／31）《厚生労働省》 |
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グレードⅡ-Ⅳの急性 GVHD について 25 試験（16,389 例）を対象に解析した結果、HLA
半合致移植について、血縁者間 HLA 適合移植、非血縁者間 HLA 適合移植、非血縁者間 HLA
不適合移植に対するオッズ比［95%信頼区間］はそれぞれ 1.32［1.07, 1.62］
、0.76［0.62, 0.93］、
0.51［0.32, 0.81］であった。
3） Meybodi MA, et al. HLA-haploidentical vs matched-sibling hematopoietic cell transplantation:
A systematic review and meta-analysis. Blood Adv 2019; 3: 2581-5. 53）
移植後シクロホスファミドを用いた HLA 半合致移植と血縁者間 HLA 適合移植を比較す
ることを目的として、メタ・アナリシスが実施された。PubMed 及び Scopus を検索し、最
終的に 11 試験（HLA 半合致移植 1,410 例、血縁者間 HLA 適合移植 6,396 例）が選択され
た。
HLA 半合致移植では血縁者間 HLA 適合移植と比較し、非再発死亡割合のハザード比
［95%信頼区間］は 1.36［1.12, 1.66］とやや高かったものの、慢性 GVHD のハザード比［95%
信頼区間］は 0.55［0.41, 0.74］と低かった。無病生存割合、全生存割合、再発割合、グレー
ド II～IV の急性 GVHD、グレード III/IV の急性 GVHD、GRFS については、HLA 半合致移
植と血縁者間 HLA 適合移植で明らかな差は認められなかった。
4） McCurdy SR, Luznik L. How we perform haploidentical stem cell transplantation with
posttransplant cyclophosphamide. Blood 2019; 134: 1802-10. 54）
移植後シクロホスファミドを用いた HLA 半合致移植に関する総説。
移植後シクロホスファミドを用いた HLA 半合致移植は、ドナーの特定が早いこと、他の
代替ドナーと比較して低コストであること、移植後シクロホスファミドの適用は臨床的に
シンプルであること、HLA 適合移植に匹敵する成績であるといった利点があり、急速に普
及している方法である旨の記載がある。
5） ElGohary G, et.al. Haploidentical hematopoietic stem cell transplantation in aplastic anemia: A
systematic review and meta-analysis of clinical outcome on behalf of the severe aplastic anemia
working party of the European group for blood and marrow transplantation (SAAWP of EBMT).
Bone Marrow Transplant 2020; 55: 1906-17. 55）
重度以上の再生不良性貧血患者における HLA 半合致移植の実施可能性及び安全性を包
括的に評価することを目的として、メタ・アナリシスが実施された。PubMed、Scopus、
EMBASE 及び Google scholar を検索し、最終的に 15 の研究（577 例）が選択された。
生着の成功割合は 97.3%であり、強度減弱前処置及び骨髄非破壊的前処置でそれぞれ
97.7%及び 91.7%であった。
グレード II～IV の急性 GVHD 発現割合は 26.6%であり、強度減弱前処置及び骨髄非破壊
的前処置でそれぞれ 29.5%及び 18.7%であった。また、GVHD 予防レジメン別では、メトト
レキサートを含むレジメン（28.6%）、その他のレジメン（27.8%）と比較して、移植後シク
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半合致移植について、血縁者間 HLA 適合移植、非血縁者間 HLA 適合移植、非血縁者間 HLA
不適合移植に対するオッズ比［95%信頼区間］はそれぞれ 1.32［1.07, 1.62］
、0.76［0.62, 0.93］、
0.51［0.32, 0.81］であった。
3） Meybodi MA, et al. HLA-haploidentical vs matched-sibling hematopoietic cell transplantation:
A systematic review and meta-analysis. Blood Adv 2019; 3: 2581-5. 53）
移植後シクロホスファミドを用いた HLA 半合致移植と血縁者間 HLA 適合移植を比較す
ることを目的として、メタ・アナリシスが実施された。PubMed 及び Scopus を検索し、最
終的に 11 試験（HLA 半合致移植 1,410 例、血縁者間 HLA 適合移植 6,396 例）が選択され
た。
HLA 半合致移植では血縁者間 HLA 適合移植と比較し、非再発死亡割合のハザード比
［95%信頼区間］は 1.36［1.12, 1.66］とやや高かったものの、慢性 GVHD のハザード比［95%
信頼区間］は 0.55［0.41, 0.74］と低かった。無病生存割合、全生存割合、再発割合、グレー
ド II～IV の急性 GVHD、グレード III/IV の急性 GVHD、GRFS については、HLA 半合致移
植と血縁者間 HLA 適合移植で明らかな差は認められなかった。
4） McCurdy SR, Luznik L. How we perform haploidentical stem cell transplantation with
posttransplant cyclophosphamide. Blood 2019; 134: 1802-10. 54）
移植後シクロホスファミドを用いた HLA 半合致移植に関する総説。
移植後シクロホスファミドを用いた HLA 半合致移植は、ドナーの特定が早いこと、他の
代替ドナーと比較して低コストであること、移植後シクロホスファミドの適用は臨床的に
シンプルであること、HLA 適合移植に匹敵する成績であるといった利点があり、急速に普
及している方法である旨の記載がある。
5） ElGohary G, et.al. Haploidentical hematopoietic stem cell transplantation in aplastic anemia: A
systematic review and meta-analysis of clinical outcome on behalf of the severe aplastic anemia
working party of the European group for blood and marrow transplantation (SAAWP of EBMT).
Bone Marrow Transplant 2020; 55: 1906-17. 55）
重度以上の再生不良性貧血患者における HLA 半合致移植の実施可能性及び安全性を包
括的に評価することを目的として、メタ・アナリシスが実施された。PubMed、Scopus、
EMBASE 及び Google scholar を検索し、最終的に 15 の研究（577 例）が選択された。
生着の成功割合は 97.3%であり、強度減弱前処置及び骨髄非破壊的前処置でそれぞれ
97.7%及び 91.7%であった。
グレード II～IV の急性 GVHD 発現割合は 26.6%であり、強度減弱前処置及び骨髄非破壊
的前処置でそれぞれ 29.5%及び 18.7%であった。また、GVHD 予防レジメン別では、メトト
レキサートを含むレジメン（28.6%）、その他のレジメン（27.8%）と比較して、移植後シク
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