-
2011年03月10日(木)
[医薬品] レボカルニチン塩化物のカルニチン欠乏症適応等、正式に保険収載
-
厚生労働省はこのほど、公知申請に係る事前評価が終了し、薬事法に基づく承認事項の一部変更承認がなされた医薬品の保険上の取扱いについて通知を発出した。
本通知は、平成22年10月29日に、薬事・食品衛生審議会において、公知申請の事前評価が行われた5成分14品目のうち、2成分について、薬事法上の承認を受け、正式に保険収載されたため、特例措置を廃止するというもの。対象となるのは(1)レボカルニチン塩化物(特例では・・・
-
2011年02月23日(水)
[医薬品] カペシタビンの再発胃がん等への使用など、正式に保険収載
-
厚生労働省は2月23日に、公知申請に係る事前評価が終了し、薬事法に基づく承認事項の一部変更承認がなされた医薬品の保険上の取扱いについて通知を発出した。
海外等で一定の評価がなされている適応外薬については、国内での治験をせずとも、公知(海外での知見など)に基づいて薬事法上の承認を受けることができる。いわゆるドラッグ・ラグを解消するために、平成22年8月の中医協総会で、公知申請の事前評価を終えた段階で、・・・
-
2011年02月15日(火)
[規制改革] 民間による特養ホーム設置可能とする、総合特区法案を閣議決定
-
内閣は2月15日に、総合特別区域法案について閣議決定を行った。予算関連法案として衆議院に提出される。
総合特別区域法案は、内閣総理大臣が認定した総合特別区域(以下、総合特区)において、産業の国際競争力強化、地域の活性化を集中的に推進し、我が国の活力の向上・持続的な発展を目的とするもの。総合特区は、(1)国際戦略総合特区(2)地域活性化総合特区―の2種類で(法案第2条)(p8~p10参照)、地方公共団体の申・・・
-
2011年02月07日(月)
[規制改革] 小規模多機能型居宅介護での障害児短期入所、22年度中に全国展開
-
- 構造改革特別区域推進本部 評価・調査委員会(第15回 2/7)《内閣官房》
- 発信元:内閣官房 地域活性化統合事務局 カテゴリ: 医療制度改革
平成22年度の評価対象となる特例措置等は、(1)特別養護老人ホーム等2階建て準耐火建築物設置事業(2)指定小規模多機能型居宅介護事業所における障害児(者)の受入事業―など5つ(p3参照)。(1)と(2)は、医療・福祉・労働部会か・・・
-
2011年01月31日(月)
[規制改革] 特養等の2階建て準耐火建築物設置事業、全国展開へ
-
- 構造改革特別区域推進本部 評価・調査委員会 医療・福祉・労働部会(第34回 1/31)《内閣官房》
- 発信元:内閣官房 地域活性化統合事務局 カテゴリ: 医療制度改革
資料には厚生労働省が所管する平成22年度の評価対象となる規制の特例措置等一覧が示されている。(1)特別養護老人ホーム等の2階建て準耐火建築物設置事業(2)指定小規模多機能型居宅介護事業所における障害児(者)の受入事業―の2つ(p2参照)。
(1)の特・・・
-
2011年01月27日(木)
[規制改革] 総合特区制度に関する資料を更新 内閣官房
-
内閣官房は1月27日に、総合特区制度に関する資料を公表した。
総合特区制度とは、新成長戦略~「元気な日本」復活のシナリオ~(平成22年6月18日閣議決定)において、地域の責任ある戦略、民間の知恵と資金、国の施策の「選択と集中」の観点を最大限活かすために創設することが決まったもの。新成長戦略の「21の国家戦略プロジェクト」として総合特区制度の創設が位置付けられた。「国際戦略総合特区」と「地域活性化総合特区・・・
-
2010年12月20日(月)
[医療保険] 70歳代前半の一部負担金等の軽減特例措置、平成23年度も継続
-
厚生労働省は12月20日に、「70歳代前半の被保険者等に係る一部負担金等の軽減特例措置実施要綱」の一部改正に関する通知を発出した。
医療保険各法の規定により、被保険者または被扶養者(現役並み所得者を除く)であって、70歳から74歳である者に係る一部負担金等については、平成20年4月1日以後、「70歳代前半の被保険者等に係る一部負担金等の軽減特例措置実施要綱」(平成20年保発第0221003号)により、軽減特例措置が行わ・・・
-
2010年12月16日(木)
[23年度税制改正] 社会保険診療報酬等に係る事業税の特例措置を存続
-
- 平成23年度税制改正大綱 厚生労働省関係(12/16)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 社会保障担当参事官室 カテゴリ: 税制改正
平成23年度税制改正大綱は、(1)厳しい経済環境下における雇用・生活安定の確保(2)安心して子どもを産み育てることのできる環境の整備(3)質の高い医療サービスの安定的な提供(4)良質な介護サービスの確保・障害者支援の推進(5)信頼できる年金制度に向けて(6)各種施策の推進―から構成されている。
(3)の質の高い医療サービスの安・・・
-
2010年11月30日(火)
[税制改正] 診療報酬に係る事業税非課税措置、23年度は継続 税調
-
内閣府が11月30日に開催した、税制調査会で配付された資料。この日は、各省庁から出されていた、平成23年度税制改正要望項目について、1次査定案が報告された(p40~p170参照)。
厚生労働省から要望があがっていた、(1)医業継続に係る相続税・贈与税の納税猶予等の特例措置の創設(2)社会保険診療等に係る消費税のあり方の検討(3)療養病床の転換に係る特別償却制度(4)平成12年医療法改正による改正後の構造設備基準・・・
-
2010年10月06日(水)
[税制改正] 四病協と連名で、消費税非課税措置見直し等要望 日医
-
日本医師会は10月6日の定例記者会見で、日医と四病院団体協議会の連名による、平成23年度税制改正要望を公表した。両団体は、質の高い医療・介護を提供するために、医療機関の確固とした経営基盤を整える必要があり、思い切った税制面の改革を行うべきと主張している。
要望事項は、(1)消費税における社会保険診療報酬等の非課税制度の見直し(p2参照)(2)医療機関に対する事業税の特例措置の存続(p3参照)(3)・・・
-
2010年09月15日(水)
[医療保険] 協会けんぽ、国庫補助率の引上げベースで平均保険料率を試算
-
全国健康保険協会が9月15日に開催した、全国健康保険協会運営委員会で配付された資料。この日は、収支見込みや保険料率について議論した。
資料には、平成23年度予算概算要求(協会けんぽ<医療分>)のポイントが提示されている。それによると、協会けんぽの財政健全化の特例措置(22年度~24年度)により、国庫補助率を本則水準の16.4%にするという。この結果、23・24年度の国庫補助引上げに必要な財源は約1800億円、国庫の・・・
-
2010年09月01日(水)
[税制改正] 診療報酬への消費税、仕入税額控除可能な課税制度に 日医
-
日本医師会は9月1日の定例記者会見で、「平成23年度税制改正要望=重点項目より=」を公表した。これは、平成23年度の医療に関する税制に対して、日医の意見をとりまとめたもの。
日医は、重点項目の(1)消費税(2)事業税(3)四段階制―にそって、要望を述べている。まず、(1)の消費税については、社会保険診療報酬等に対する消費税の非課税制度を、仕入税額控除が可能な課税制度に改め、かつ患者負担を増やさない制度に改・・・
-
2010年08月05日(木)
[23年度税制改正] 消費税非課税措置見直し、損税の解消を 医療法人協会
-
日本医療法人協会は8月5日に、長妻厚生労働大臣に宛てて平成23年度税制改正に関する要望書を提出した。目立つ項目を拾ってみる。
消費税については、改めて(1)原則課税とする(2)患者・利用者負担への配慮―の2点を求めている。同協会は、「薬品・医療機器等の消費税負担を、医療機関等は患者に転嫁できない。診療報酬では仕入消費税の一部が考慮することとされているが、個々の医療機関の仕入額までは考慮されておらず、損・・・
-
2010年07月30日(金)
[意見募集] 特区の障害福祉サービス管理責任者、実務経験年数に特例措置
-
- 「厚生労働省関係構造改革特別区域法第2条第3項に規定する告示の特例に関する措置及びその適用を受ける特定事業(案)」について関するご意見募集(パブリックコメント)実施要項(7/30)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 社会援護局 カテゴリ: 介護保険
これは、構造改革特別区域内の障害福祉サービス事業所等におけるサービス管理責任者要件のうち、実務経験の年数について、新たな特例措置を定めるもの。
具体的には、相談支援の業務等に従事した期間や、社会福祉主事任用資格者等が直接支援の業務・・・
-
2010年04月05日(月)
[周産期医療] 施設整備のための減税措置、段階別に6年延長 厚労省
-
厚生労働省は4月5日に、周産期医療施設の早期の施設整備に関連した不動産取得税の軽減についての資料を公表した。
これは、平成22年度税制改正において、周産期医療の連携体制を担う医療機関が、周産期医療のための不動産(分べん室、陣痛室、新生児室等)を取得した場合に、当該不動産の価格の2分の1を課税標準から控除する不動産取得税の特例措置について、適用期限が6年延長されたもの。特例措置の対象者は、医療法第30条の・・・
-
2010年03月31日(水)
[健康保険] 70~74歳の高額療養費算定に係る措置を1年間延長 厚労省
-
厚生労働省は3月31日に、健康保険法施行令等の一部を改正する政令の施行に関する通知を発出した。今回の改正は、高額療養費の支給に当たり、旧総合病院における診療科名が異なる診療を別個の保険医療機関とみなす規定を削除するもの。また、70歳から74歳までの者に対する一部負担金等の軽減特例措置が平成22年度においても継続されることに伴う、規定の整理が行われる。
通知では、高額療養費の算定基準額および高額介護合算療・・・
-
2010年02月23日(火)
[介護保険] 処遇改善交付金、22年2月サービス分の未申請事業者に特例措置
-
厚生労働省が2月23日付で出した、介護職員処遇改善交付金に関する取扱いについての事務連絡。同交付金については、平成21年8月の「介護職員処遇改善交付金事業実施要領」により、事業年度ごとに申請することになっており、同年11月に平成22年度交付金の申請手続きについて事業者への情報提供を呼びかけていた。
しかし、平成22年度当初交付となる2月サービス提供分の申請期限が迫っているにもかかわらず、(1)平成21年度に交・・・
-
2010年02月04日(木)
[構造改革] 株式会社の病院経営は、時期を定めて再度評価 内閣官房
-
- 構造改革特別区域推進本部 評価・調査委員会(第12回 2/4)《内閣官房》
- 発信元:内閣官房 構造改革特別区域推進本部 評価・調査委員会 カテゴリ: 医療制度改革
まとめられた、「平成21年度の特区において講じられた規制の特例措置のあり方に係る評価意見」では、「病院等開設会社による病院等開設事業」については、データの蓄積が少ないことなどから、全国展開の是非を決めるのは時期尚早であるとし、一定の時期を定めた上で再度評価す・・・
-
2010年01月29日(金)
[医療保険] 70歳代前半の一部負担金等の軽減特例措置、平成22年度も継続
- 厚生労働省はこのほど、70歳代前半の被保険者等に係る一部負担金等の軽減特例措置実施要綱に関する通知を出した。70歳から74歳の一部負担金等については、平成20年4月1日以後、「70歳代前半の被保険者等に係る一部負担金等の軽減特例措置実施要綱」により取り扱ってきたが、今般、特例措置実施要綱の一部を改正し、平成22年度についても軽減特例措置を継続することとなった。そのため通知では、管下の市町村及び国民健康保険組合・・・
-
2010年01月26日(火)
[高齢者医療] 後期高齢者支援金の総報酬割を共済組合にも導入
-
財務省が1月26日に開催した、財政制度審議会の国家公務員共済組合分科会で配付された資料。この日は、後期高齢者支援金への総報酬割の導入などについて議論が行われた。
これは、協会けんぽの逼迫した財政状況を救済するために、平成22年度から平成24年度までの3年間、財政再建の特例措置を講じるもの。これにより、平成22年度で労使年間2.2万円の保険料軽減が図られる。具体的には、協会けんぽの国庫補助割合を現行の13%から・・・
-
2010年01月21日(木)
[規制改革] 株式会社の病院経営、全国展開は見送り 構造改革特区
-
- 構造改革特別区域推進本部 評価・調査委員会 医療・福祉・労働部会(第29回 1/19)《内閣官房》
- 発信元:内閣官房 地域活性化統合事務局 カテゴリ: 医療制度改革
資料には、医療・福祉・労働部会が所管する、平成21年度の評価対象となる規制の特例措置一覧が示されている。(1)病院等開設会社による病院等開設事業(2)公立保育所における給食の外部搬入方式の容認事業(3)特別養護老人ホーム等2階建て準耐火建築物設置事業・・・
-
2009年12月24日(木)
[税制改正] 診療報酬非課税は存続のうえで、来年度再検討
-
- 平成22年度厚生労働省税制改正について(12/24)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 政策統括官 社会保障担当参事官室 カテゴリ: 税制改正
診療報酬に係る事業税非課税措置と、医療法人の診療報酬以外部分の事業税軽減措置については「存続」されるが、今後の取扱いについては平成22年の1年間をかけて「真摯に議論し、結論を得る」こととされている(p19参照)。また、周産期医療の連携体制を担う医療機関が取得する施設に係る不動産取得税の特例措置については、「6年延長の上、廃止する」こ・・・
-
2009年12月23日(水)
[診療報酬] 本体1.55%のプラス改定 診療報酬改定率決定
-
厚生労働省は12月23日に、平成22年度診療報酬改定の改定率を決定し公表した。
平成22年度予算編成における財相と厚労相の折衝において、「厳しい経済環境や保険財政」という前提をおいたうえで、「我が国の医療が置かれている危機的な状況を解消し、国民に安心感を与える医療を実現していくため」に、本体部分でプラス1.55%、ネット(全体)でプラス0.19%の診療報酬改定を行うことが決定。
医科ではプラス1.74%、歯科では・・・
-
2009年12月10日(木)
[規制改革] 株式会社による病院経営の効果は「不明」 規制改革会議
-
- 構造改革特別区域推進本部 評価・調査委員会 医療・福祉・労働部会(第26回 12/10)《内閣官房》
- 発信元:内閣官房 地域活性化統合事務局 カテゴリ: 医療制度改革
資料には、株式会社による病院経営についての平成21年度調査結果が示されている。評価・調査委員会による調査結果では、特例措置の効果発現については、「地域医療機関等との連携はある」としているものの、限定的であり現状では特区の効果といえるかどうか「・・・
-
2009年12月01日(火)
[税制] 診療報酬に係る非課税措置は一時凍結か 政府税調
-
政府が12月1日に開催した、税制調査会で配付された資料。この日は、一次査定案に基づいた議論が行われた。
厚労省関係では、(1)肝機能障害を身体障害に含めることに伴う税制優遇措置の拡充(2)地域医療機能支援機構の設立に伴う社会保険病院等に必要な非課税措置の創設等(3)国保制度見直しに伴う課税限度額の引き上げと、減額基準割合の緩和(4)高齢者向け優良賃貸住宅建設促進税制の延長―などが認められる・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。