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出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00198.html |
出典情報 | 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第4回 7/20)《厚生労働省》 |
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第2 分野別施策と個別目標
2. 患者本位で持続可能ながん医療の提供
(1) がん医療提供体制等
③ 手術療法・放射線療法・薬物療法について
(ウ) 薬物療法について
(現状・課題)
国は、がんに対する質の高い薬物療法を安全に提供するため、拠点病院等を中心に、継続的にレジメンを審査
し管理する体制の整備や、専門的な知識及び技能を有する医師等の医療従事者の配置を推進してきた。また、免
疫チェックポイント阻害薬や遺伝子情報に基づく治療薬等の新しい薬物療法について保険適用が拡大されたほか、
外来での薬物療法の拡大が進められてきた。
一方で、高齢のがん患者等の合併症リスクの高い患者の増加や新しい薬物療法の普及に伴う、新たな副作用
や学際領域への対応に向け、薬物療法に係る専門的な医療従事者の配置について、地域間及び医療機関間に
おける差の改善が求められている。
科学的根拠に基づく正しい薬物療法に関する知識の普及について、EBM普及推進事業Mindsに登録されてい
るがんに関連した診療ガイドラインの数、患者用診療ガイドラインの数は増加しており、関係学会等によりエビデン
スを活用しやすい環境の整備が進められている一方で、インターネット上で科学的根拠に乏しい情報が多く見られ
ている。特に、近年研究開発が進み、有力な治療選択肢の一つとなっている免疫療法をはじめ、がん患者が治療
法に関する正しい情報を得ることができるよう、取組を進める必要がある。
また、患者やその家族等の経済的な負担の軽減につながるバイオ後続品について、更なる使用促進に向けた
取組が求められている。
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