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入-1 (58 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00200.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第5回 8/10)《厚生労働省》
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課題と論点
(一般病棟用の重症度、医療・看護必要度等)


機能分化の推進及び要介護者等の高齢者に対するケアの質向上等の観点から、急性期一般病棟は集中
的な急性期医療を必要とする患者への対応に重点化する必要性が指摘されている。



一般病棟に入院する75歳以上の患者で多い疾患のうち、誤嚥性肺炎や尿路感染症等は、急性期一般入院
料1の場合と地域一般入院料の場合とで、医療資源投入量の差が小さかった。



誤嚥性肺炎や尿路感染症等は、急性期一般入院料1の場合と地域一般入院料の場合とで医療資源投入量
の差が小さいものの、重症度、医療・看護必要度の該当患者割合は、急性期一般入院料の施設基準以上高く
なっていた。また、誤嚥性肺炎及び尿路感染症は、基準2(A得点3点以上)を満たさない場合に基準1(A得点
2点以上及びB得点3点以上)を満たす割合が全疾患の平均よりも高かった。



誤嚥性肺炎及び尿路感染症における重症度、医療・看護必要度の該当患者割合は、入院6日目の下がり幅
が全疾患の平均よりも大きく、また、項目としては全疾患の平均と比べ「専門的な治療・処置」の該当割合が低
く、「救急搬送後の入院/緊急に入院を必要とする状態」の該当割合が高かった。



急性期一般入院料1における必要度A項目の該当割合についての他の入院料との比較では、全疾患では
「専門的な治療・処置」及び「救急搬送後の入院/緊急に入院を必要とする状態」の該当割合が他の入院料よ
りも高かったが、誤嚥性肺炎は「救急搬送後の入院/緊急に入院を必要とする状態」以外は急性期一般入院
料2-3と大きく変わらなかった。また、尿路感染症では、 「救急搬送後の入院/緊急に入院を必要とする状態」
以外は他の入院料よりも低かった。

【論点】
〇 高齢者の軽症・中等症の救急搬送が増加する中で、特に急性期病棟における集中的な急性期医療を必要と
する患者への対応に対する適切な評価及び機能分化の推進の観点から、一般病棟用の重症度、医療・看護
必要度等についてどのように考えるか。

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