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入-1 (85 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00200.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第5回 8/10)《厚生労働省》
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課題と論点
(ハイケアユニット用の重症度・医療、看護必要度)


HCUに入室したときの状態や手術実施の有無によらず、ほぼ全ての患者において「心電図モニター
の管理」及び「輸液ポンプの管理」が該当していた。



ICUを併設しないHCUでは、ICUを併設するHCUよりも「点滴ライン同時3本以上の管理」、「人工呼吸
の管理」の該当割合が高く、必要度基準に該当する割合も高かった。



HCUに入室する患者の入室の経緯は、全体の平均では家庭等からの緊急入院の患者や手術実施後
に入室する患者の割合が大きいが、各施設における内訳は、施設間でばらつきが大きかった。



いずれの入室経路においても、A項目3点以上の割合と4点以上の割合の差が大きく、また、A項目
が3点以上である場合にはほぼ全ての場合でB項目4点以上に該当していた。



HCUに入室する患者の重症化率の高いHCUと低いHCUとの比較では、「心電図モニターの管理」及び
「輸液ポンプの管理」はいずれも該当割合が高く差がみられない一方で、「呼吸ケア」及び「点滴ライン
同時3本以上の管理」及び「動脈圧測定」の項目は、重症化率の低いHCUのほうが該当割合が高かっ
た。



人工呼吸器やECMOの使用、血管作動薬の使用等、重症度の高い患者に行われる医療の提供率が
高い施設と低い施設の比較では、「呼吸ケア」、「心電図モニターの管理」及び「輸液ポンプの管理」の
該当割合には差はみられなかった。

【論点】
○ 一般病棟ではなく治療室で診療する必要のある重症度の高い患者に対する医療提供を適切に評価
する観点から、ハイケアユニット入院医療管理料における重症度、医療・看護必要度の評価項目につい
てどのように考えるか。

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