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参考資料2 医師臨床研修指導ガイドライン-2020年度版-[1.6MB] (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35611.html
出典情報 医道審議会 医師分科会医師臨床研修部会(令和5年度第3回 10/4)《厚生労働省》
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表 2-1 一般外来研修の方法(例)
1)準備
・外来研修について、指導医が看護師や事務職など関係スタッフに説明しておく。
・研修医が外来診療を担当することがある旨を病院の適切な場所に掲示する。
・外来診察室の近くに文献検索などが可能な場があることが望ましい。
2)導入(初回)
・病棟診療と外来診療の違いについて研修医に説明する。
・受付、呼び入れ、診察用具、検査、処置、処方、予約、会計などの手順を説明する。
3)見学
(初回~数回:初診患者および慢性疾患の再来通院患者)
・研修医は指導医の外来を見学する。
・呼び入れ、診療録作成補助、各種オーダー作成補助などを研修医が担当する。
4)初診患者の医療面接と身体診察
(患者 1~2 人/半日)
・指導医やスタッフが適切な患者を選択(頻度の高い症候、軽症、緊急性が低いなど)す
る。
・予診票などの情報をもとに、診療上の留意点(把握すべき情報、診療にかける時間の目
安など)を指導医と研修医で確認する。
・指導医が研修医を患者に紹介し、研修医が診療の一部を担当することについて承諾を得
る。
・時間を決めて(10~30 分間)研修医が医療面接と身体診察を行う。
・医療面接と身体診察終了後に、研修医は得られた情報を指導医に報告(プレゼンテーシ
ョン)し、指導医は報告に基づき指導する。
・指導医が診療を交代し、研修医は見学や診療補助を行う。
5)初診患者の全診療過程
(患者 1~2 人/半日)
・上記4)の医療面接と身体診察の終了後、その後に行う検査、治療、患者への説明、関
連する医療行為、他科へのコンサルテーションなどについて指導医から指導を受ける。
・指導医の監督下に、検査や治療のオーダー、患者への説明、関連する医療行為、他科へ
のコンサルテーション依頼などを行う。
・前記の診療行為のうち、結果が当日判明するものについては、その結果を患者に説明す
る。
・必要な処方薬を指導医の指導のもとに処方する。
・次回の外来受診日を決め、それまでの注意事項などについて指導する。
6)慢性疾患を有する再来通院患者の全診療過程
(上記4)
、5)と並行して患者 1~2 人/半日)
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