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参考資料2 医師臨床研修指導ガイドライン-2020年度版-[1.6MB] (41 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35611.html
出典情報 医道審議会 医師分科会医師臨床研修部会(令和5年度第3回 10/4)《厚生労働省》
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Ⅳ:臨床研修の目標の達成度判定票
1)目的
研修医評価票Ⅰ~Ⅲが研修医の研修の改善を目的とする形成的評価であるのに対して、
この臨床研修の目標の達成度判定票は、研修医が臨床研修を終えるにあたって、臨床研
修の目標を達成したかどうか(既達あるいは未達)を、プログラム責任者が記載し、各
研修医の達成状況を研修管理委員会に報告することを目的とする総括的評価となる。な
お、臨床研修管理委員会は、当該達成状況の報告に加え、研修を実際に行った期間や医
師としての適性(安全な医療および法令・規則の遵守ができること)をも考慮して、研修
修了認定の可否を評価し、管理者に報告する。第4章で後述するように研修医の修了認
定は管理者が最終判断する。
2)記載の実際
研修中、各研修分野・診療科での研修終了時に、研修医評価票Ⅰ、Ⅱ、Ⅲが記載され、
研修管理委員会に提出されている。かなりの数に上るであろうそれらの評価票を分析し、
到達目標の A.医師としての基本的価値観、B.資質・能力、C.基本的診療業務それぞれの
各項目の評価がレベル3以上に到達していること(既達)を確認し、臨床研修の到達目
標の達成状況を判定(既達あるいは未達)する。
各項目の備考欄には、とりわけ未達の場合、その理由などを記載する。
3)判定
全項目中1つでも未達の項目があれば最終判定は未達となり、研修修了は認められない。
その場合、どの項目がどのような理由で未達となっているのか、既達になるためにはど
のような条件を満たす必要があるのかを具体的に記載し、判定を行った日付を記載して、
研修プログラム責任者が署名する。研修終了時に未達項目が残る可能性があると考えら
れた場合には、研修期間中に既達になるよう研修プログラム責任者、臨床研修管理委員
会は最大限の努力をしなくてはならない。
研修期間終了時に未達項目が残った場合には、管理者の最終判断により、当該研修医の
研修は未修了となり、研修の延長・継続を要する。

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